沖田総悟誕生日企画

沖田総悟誕生日企画です。tea ballunの悠季と漆黒の鐘の桜庭のリレー小説です。


テーマは「沖田先生の誕生日を祝うために頑張る土方君」です。

[書込]

07/13(Wed) 01:11
【あとがき】
桜庭ゆら

土方君可愛すぎじゃねぇか!!!

と、取り乱しておりますが桜庭です☆


もう、本当に本当に悠季様の土方君は可愛すぎます!
誘拐したいくらいです←ぉい


尊敬する悠季様とコラボれて幸せでした。誘っていただき、ありがとうございました!

私の文章が残念過ぎるのが残念なのですが、そこは悠季様の素敵文にカバーして貰ってますので大丈夫ですよね?w


今回は教師そご×生徒ひじぃというマニアックな設定です。
はい、これは私が考えました。

お誕生日という事で、普段歳の差にコンプレックスがありそうなそごに良い思いを……という事で年上設定にしたのですが、書いてたら思いのほか楽しかったです。余裕のあるそごw
もしかしたらウチのサイトには年上そご設定が増えるかもw


というかあとがきまでグダグダorz


とにかく、ここまで読んでいただきありがとうございます。

悠季様、お付き合い感謝です!
ぜひ、また企画しましょう!





総悟、HAPPY BIRTHDAY!

[削除]

07/12(Tue) 23:20
悠季






まずはじめに。
すんませんっしたぁぁぁぁぁぁあああ!!!(土下座)
遅くなりましたし、最後うまく纏められてないですし、なんかテーマに沿ってかけてないですし、自分のターンのときやたら内容長いですし、微妙に土方が小学生っぽくないですし、何より桜庭様の素敵文に完璧泥を塗った気がして……うわぁぁもう本当にすみません!!
でも私は大好きな桜庭様とコラボれて幸せでした!!
また是非……!!!
あ、嫌とは言わせないので←何様www

沖田先生の特別授業で、優等生土方君はちゃんとした答えを出して褒めてもらえたのか、書いた本人がその続きを一番気にしてます←
ここはもうね、いづれ桜庭様に書いて頂くしかないと思(ry
個人的にそごが年上というのを書くのが新鮮でした。
あんまし書いたことないので楽しかったです!!!
これも教師そご×生徒ヒジィという素晴らしい設定を考えてくださった桜庭様のお陰ですよ!
書いてるうちに楽しくなってしまって、なんかこの設定で連載とかいける気さえもしました←

取り敢えずこんな駄作をお読みくださった方、そして快く共同企画の承諾してくださった桜庭様に感謝です!
有難うございました!

さて、最後は桜庭様のあとがきでビシッとしめて頂きましょうぜ!
お願いします!(逃←)








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07/12(Tue) 23:13
悠季







「面倒なテストの採点すっときも、お前のテスト用紙だけは他の生徒の倍かけて丸つけてる。間違えた箇所があると、すげぇ悔しくなる」
「え、え……?」
「さぁ、頭のいい土方クン。これがどういう意味か……わかる?」

どんな難解な問題かと思えば、それは実にシンプルな内容で。
でも土方にしてみれば、どんな難しい問題を解くより理解に苦しむことになった。
だってそんな、有り得ないだろう。
今自分が咄嗟に仮定したそれは、あまりに都合がよすぎる。
でもじゃあ、それは、それは……つまり?
少し悪戯げな笑みを口元に浮かべる沖田に、土方は口をぱくぱくと開閉する。

「え、と」
「ほら、先生に教えてみせろィ」

何か、何か言わなくては。
でも、え、いや、その。

「お、







お誕生日、おめでとーございますっ!」
「……は?」
「え、あ、」

おい、自分は今何言った?
目の前の彼も完全に固まってしまっているではないか。

「おまえ、」
「ご、ごめんなさい、こんなタイミングで!でも俺どーしてもおめでとうってせんせいに言いたいなって思ってて!!そんで今何か言わなきゃと思ったら、その、」
「くっ、あははははは!!!お前ほんっとに面白いねぃ」
「ご、めんなさい……」
「だからなーんで謝るんでさぁ。……有難う土方。お前が祝ってくれるなんてこんなに嬉しいこたぁないぜィ?」
「……可愛い女子から沢山祝ってもらってたくせに」
「嫉妬かィ?」
「違っ、」
「わかってるわかってる」

楽しそうに笑う沖田は、今までの印象と少し違う。
こんなに屈託なく笑い、尚且つちょっと意地悪な人だとは思わなかった。
でもやっぱり好きだなと思った。
もっともっと知りたいとも、思った。

「そういやさぁ」
「っ、」

再び例の紙を掲げられ、カッと頬が染まる。
だが沖田は、からかいたいという意思でそれを見せているわけではないらしく、幾分真摯な視線を向けてくる。

「笹には別の願い事があったみたいだけど……お前の本当の願いはどっちでぃ?」

テストでいい成績を修めること?
それとも……こっち?

「……せんせい、相当いじわるですか?」

こりゃちょっとどころの意地の悪さじゃない気がした。
だって目の前の人は確実に事の次第をわかってて言ってる。
思わずじとっと沖田を見やれば、当の本人はあろうことか噴き出した。

「ちょ、」
「ひーおかしい!あー、ホントお前は……。真顔でンなこと言うなって」
「何がそんなに面白いんですか……」
「すまねぇすまねぇ。……っと、まぁ、そうだねぃ。悪ィけど俺ァ極度のサディストなんでィ。だから必然性格もこんな感じになるってぇか」
「さで……?」
「あー、お前は知らなくていいんだよ」

そうしてまた、頭にポンと手が乗ってきてなでなでされる。
子ども扱いされていることは寂しいけど、その手はあくまで心地よいから何も言えない。
とにかく沖田に嫌われたわけではないらしいし、無事に誕生日祝いの言葉も言えたしで、土方にしてみれば満足だった。
まぁプレゼントはあげられずじまいだったが……。

(あ、)

そういえば結局沖田が欲しかったもの、望んでいたものはなんだったのだろうか。
……気になる。
子供故、一度気になりだすと他の何かに集中力を削がれない限りはそればかりが考えの中心になってしまう。
これはもう聞くしかない。

「先生、先生は何書いたんですか」
「んー?」
「短冊に何を、」
「さぁねぃ」
「ちょ、」
「んじゃあ、ヒント。お前の願い叶えることが、俺の願い叶えることにもなるんだぜぃ?」
「……え?」

そうして笑った沖田は、やっぱり意地の悪い笑みを浮かべていたけれど、瞳は優しさに溢れていた。
あ、やばい。
また少し、好きになった……。

「さぁ、つまりはどういうことでしょう?早く先生に教えてみせて。……ねぇ、十四郎くん?」










満点の答えが、もしかしたら沖田への誕生日プレゼントになりえるかもしれない。
ちゃんと、答えられるといいのだけれど。



















END





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07/12(Tue) 23:10
悠季









「こ、こは……」

やがて着いたのは、職員室の隣にある生徒指導室であった。
こんな場所に連れて来られるという事は、本格的に何かやらかしてしまったのかもしれない。
開ければ中には誰もいなかったが、今からここに校長的な偉い人が入ってきたりするんだろうか。

「ぷっ!何そんなキンチョーしてんだぃ」
「あ……」

腰を長机の縁に凭れ掛けさせた沖田のおかしそうな声に、土方は少しばかり恥ずかしくなった。

「別に説教とかするわけじゃねぇから、もちっと気ィ抜いていいんだぜィ?……ただちょっとばっかり特別授業するだけでィ」
「と、とくべつ、じゅぎょう……?」
「そ。……これ、お前が書いたヤツだろぃ」
「……?」

ポケットから沖田が出したのは、一度丸めたか何かしたのを伸ばしたのであろう、かなり濃い皺が刻まれた四つ折りの紙。
長細く、紙の色は赤だった。

「っ!!」

もしかして、もしかして。
見覚えがあるそれが何かを理解した途端、土方は真っ赤に顔を染め上げた。
沖田はそんな土方の様子に微笑んで、四つ折りをゆっくり開いていった。
そして開かれた紙は、無常にも土方の目の前に掲げられた。

『沖田先生の恋人になりたい』

そう自分の願い事が書かれたそれは、間違いなく数日前の放課後に手にしていた短冊であった。

(やだ、なんで。どうして、そんな……)

幼い土方は状況整理がうまいこといかず、なんでどうしてという疑問ばかりが浮かび上がって混乱してしまう。
どうしてそれを彼が持っていて、尚且つなんで自分が書いたとバレてしまっているのだろう。
あの時確かに捨てたはずだし、願い事を書いた時点で丸めてしまったから、名前だって書いてないというのに。

「なんで持ってるのって顔してるねぃ、土方?」
「そ、そりゃあ……」
「お前俺の前でゴミ箱に捨てたじゃねーかぃ。まぁ何ゴミ箱漁ってたんだよって言われるとちょっと俺も弱いけど」

相変わらずくすくす笑う沖田を余所に、土方はどうしたらいいかわからなくなっていた。
いつもなら大好きな沖田のその笑顔も、今ばかりは馬鹿にされているような錯覚に陥ってしまう。

「ご、めなさ……」
「……何泣いてんでぃ?」

途端にぼろぼろと溢れてくる、それ。
沖田は少し強張った声を出したが、そんなの構っている場合ではなかった。
……そりゃ泣きたくだってなるだろう。
だってバレてしまった。
彼にとっては自分の好意など、気持ち悪いに決まってるじゃないか。
もしかしたら、子供のすることだからと沖田は気にも留めないかもしれないけれど、いくら彼が優しいからといって、子供のくせに男のくせにと蔑まれない保証などないのだ。
それにこの想いは大事に育てていきたかったから、まだ知られたくなどなかった。

「おいって」
「ごめんなさいぃ……」
「謝るこたぁねーだろぃ。なーんも悪いことしてねぇんだから、お前は」

立ち尽くして泣きじゃくる土方の頭に、大きくて温かい沖田の手が乗せられた。
そのままあやす様によしよしとされてしまえば、もう涙腺は完全にぶっ壊れてしまった。

「うえぇ、おきたせんせい……ッ」
「おうおう、泣くな泣くな。どうした」
「だ、て……だって、きもちわるいだろ……っ」
「はぁ?」
「お、おれが、せんせのこいびとになりたい、とか、そんな……きらいになった?せんせ、おれのこときらいに……」
「なるわけねーっつの」
「いだっ」

完全なる不意打ちで額を弾かれ、思わず涙が引っ込んだ。
このシリアスな局面でまさかのデコピンをされるとは思ってもみなかった。

「いたいせんせい!!」
「悪ィ悪ィ。あんまりにもお前が馬鹿なこと言うから」
「なっ!」
「怒るな、そんな目で怒っても可愛いだけだから」
「うう、」

なんだこの人。
仮にも男の自分に向かって可愛いだなんて、馬鹿にしてるとしか思えない。
そんなに人をからかって楽しいとでもいうのか。
しかし再び潤み出したこちらの瞳に気付いたらしい沖田が、少し真面目な表情になって覗き込んできたために、その顔に見惚れて再び涙を生産するまでには至らなかった。
……なんて、随分自分は沖田を本気で好きらしい。
この状況でも尚彼を惚れ直す自分に、少々呆れ返ってしまう。

「泣かせてごめんな。その代わり、俺がお前を嫌ってねぇっつー証拠がてら、一つ面白い問題出してやっから」
「え?」
「実はお前が捨てたとこ見てなくても、俺はこれがお前の書いた願い事だってのがわかる。この字はお前の字だからねぃ」
「、」
「……ずっとずっと、他の生徒の字ィ以上に見てきた」

そうして愛しげにその字をなぞる沖田に、土方はぱちくりと目を見開いた。








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07/12(Tue) 23:07
悠季








それからあっという間に沖田の誕生日当日になって。
結局沖田の書いた短冊を見る機会もないまま、これといったプレゼントを用意することもできず今日という日を迎えてしまった。
目の前では女子達が沖田を取り囲んで、口々に祝いの言葉を述べている。
中には母親と作ったのだと言って、クッキーを渡す者なんかもいた。

(いいなぁ、女子は……)

土方はと言えば、さすがに女子達の群れに飛び込む勇気などなく、自らの席から遠目にそれを見ていることしかできなかった。
それでも祝いたいと思う気持ちは人一倍強いはずで。
だから自分が沖田を祝うその輪に入れないことが酷く寂しい。
せめておめでとうの一言くらい言いたいのに。
……このまま自分は、今日という大事な日を終えてしまうのだろうか。
入学して以来憧れだった沖田が今年担任になってくれた時は、もう本当に嬉しくて嬉しくて。
でも大した接点を持つこともなくここまできてしまったから、土方にしてみれば今回の彼の誕生日が一大イベントだったのだ。
何か行動を起こして、少しでも沖田に近付きたかった。
だが実際はどうだ。
結局はこうしてぼんやり見ているしか……。

「っ、」

不意に、目が合った。
いわずもがな、女子達の意中の人物沖田と、だ。
すると沖田はにこりと笑って、女子達を掻き分けながらこちらに近付いて来た。
優しげな笑顔が向けられたことに対する嬉しさと、それ以上の混乱で土方は固まってしまう。

(え、え……?なんでこっち、)

「土方」
「……は、いッ」

目の前までやってきた大好きな彼に名前を呼ばれ、驚きのあまり咄嗟にした返事は幾分裏返った声になってしまった。
土方がそのことに頬を染めると、沖田はおかしそうに笑い、次いでクラス内に高らかな声を響き渡らせた。

「みんなー!先生ちょこっと土方くんとお話したいことがあるのでー、一時間目の国語、昨日やったとこまで復習しててくださーい」
「はぁーい!」
「あ、の……?」
「んじゃ、ちょっとついて来て」

いきなりの連れ出しに、土方は目を白黒させた。
な、なんだ?自分は何かしたのか?
勉学運動素行……全てにおいてそれなりに優秀ということで成り立っているはずなのに。
土方は不安で一杯になりながら、心配げに見てくるゴリラ的友人に見送られて沖田の後をついていった。








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