浅夢物語

□若葉にさす光
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窓の外で、朝鳥が鳴き始めた。
朦朧とする頭から、意識を覚醒させる。


あぁ、朝か。


結局、一睡も出来なかった。



あの後、先生達がどうしたのか何て考えたくもなかった。
それでも、嫌な想像は何度も頭に浮かんでは消え。

結局、朝を迎えた。








学校行きたくねぇー…


ぐしゃぐしゃと前髪を掻き分けながら溜め息をつく。


夢オチなんて…無理だよな。
だって寝てねぇもんな。


自嘲気味な笑いが漏れる。





『また明日ね』

先生の言葉が甦る。



まともに顔なんて見れねぇよ、と思う。

けど、逢いたい。



矛盾してるけど、逢いたいんだ。

逢いたくてしょうがない。




「ははっ………」

もう一度、自嘲気味な笑いを漏らして、ベッドから重い腰を浮かす。








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