季節イベント用短編集

□snow drop
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<???>
「ナミ」


<ナミ>
んー…。
誰かが私を呼んでる…。

でも、ここはどこだろ。
なんだか寒くて…。
よくわからない。


<???>
「ナミ」


<ナミ>
待って…。

なんか…よくわからないけれど、ここから離れたらもっと寒い気がする。
とにかく動かないでおこう…。


<???>
「ナミ、起きなさい」


<ナミ>
「きゃあっ!」

…。
…。

あれ?
もう朝?

…朝じゃない!まだ真っ暗!

私はさっとふとんに入り直す。
さっき誰かにおでこを叩かれた気がするけれど、きっと寝ぼけてたんだ。
だってこんな真っ暗でこんな寒いのに、もう起きてる人がいるなんて思えないし。

さー、明るくなるまでもうひと眠りするぞー。

…。
べちっ!

「いたっ!」

あ、あれ…?気のせいじゃない…?


<武市>
「まったく。君は一体いつまで寝てるつもりなんだ」


<ナミ>
「は…半平太さん?なんでここにいるんですか?」

なんか…寒いのもあるけれど、驚きで一瞬にして目が覚めてしまった。
暗くてよくわからないけれど…半平太さんだよね…どう考えても。


<武市>
「なんでじゃない。君は昨日の約束をもう忘れたのか?」


<ナミ>
昨日…?

私は昨晩のことをよく思い返してみる…。
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