零-Zero-

□第二話
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「ふぁーあ・・・」



朝。
ここに来て初めての朝。
私はカーテンを閉めていても分かる天気のよさに、清々しさを覚えながらゆっくりと起きた。
・・・なんでこんなに綺麗にまとめているんだ自分。



「今何時、と」



現在の時刻、8:30。
今日行われる、開校&入学式は10:00からなので、まだ時間がある。



「なんか食べるかな・・・」



テーブルの上に置いてあったパンを焼いて、もそもそと食べた。
パンを食べ終わった後は、紅茶をいれてくつろいでいた。

・・・それでもまだ時間が余る。
早く起きすぎたかな?



「んー、暇」



やることが無いので、とりあえず制服に着替えておくことにした。
制服は、赤黒チェックのスカートに、白ワイシャツ、赤ネクタイに上着は黒に近い紺色。
・・・正直微妙。



「き、着にくい・・・」



初めての制服なので着替えるのに戸惑った。なにこれ面倒・・・



「てか、なんでこんな堅苦しい服なんて着ないといけないんだろう…」




・・・それから、ネクタイを結ぶということだけに苦戦して、時間がどんどんたっていった。
ああ馬鹿みたいだ!!練習しなきゃいけないなこれは・・・


・・・只今の時刻、9時40分。



「やばっ、行かなきゃ」



部屋を飛び出して、急ぎ足で向かった。
こういう時は広すぎてムカつくなこの学園!!!!




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