爆殺赤頭巾。

□爆殺赤ずきん
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ポセイディア。

海に隣接し周辺諸国や海外との貿易で栄え、漁業も盛んな西大陸の大都市の内の一つだ。どこの国にも属さない自治的な都市でもあり、その政治体制はこの世界ではまだ目新しい民主政をとっている。

そこが、次に赤ずきん達が目指す街だった。

目的は、旅を続けるための物資確保及びそこから出ている船を足に使い、ポセイディアの次になる目的地へと移動をするということだ。


「旅をしながら保存食を作る術はないかしら?」

「…」

赤ずきんの質問にオオカミが首を横に振る。保存食…しかも長い年月の間保存し続けることができる食物には特殊な材料が必要なのだが、その特殊な材料は自然のものだと山の高所にしか生えておらず、平地で生えているものはその程が人が栽培したものだ。

盗みを働けば、あっという間に指名手配を受けてしまう。何故なら、今は大概、盗むのを防止するための特殊な魔術が施されている。

やっぱり、ちゃんと買っておこうと赤ずきんは思った。

まるで魔術による指名手配が無ければ、盗んでいたとでもいうように。

ポセイディアの周りには巨大で長い城壁が設けられているので、街に入るために大きな門がついている関所に足を運ぶと、兵士に
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