○Novel

□クジラの彼
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[あらすじ]
*合コンで出会った史上まれに見る高物件の彼は、次にいつ会えるかわからない潜水艦乗りだった
……クジラの彼

*果てしなく続く長い通路にならぶトイレをめぐり、彼女の戦いが始まった
……ロールアウト

*生意気で居丈高なクセにめちゃくちゃかわいい彼女とは、腐れ縁8年の単なる同期なのだが
……国防レンアイ

*素敵すぎる彼女と、今ひとつ自信のない俺。さらに年の差が気になってなかなか結婚をきりだせなくて
……有能な彼女

*純情は悲壮? 滑稽? あるいは迷惑!? あのフェンスを越えれば、彼女に会える! はずだった
……脱柵エレジー

*強くて、きれいで、凶悪にかわいい君を僕はどうやって守ったらいいんだろう……ファイターパイロットの君


[感想]
胸がキュンキュンするような甘い話ばかり
読んでてついつい顔が緩んでしまう

自衛隊ならでまの恋愛の苦難や苦悩があるのだと思いました
待つ側も待たせる側も不安だらけで……
その不安は待たせる側としては「まだ、待ってくれているのか」という不安で、待つ側としては恋愛としてだけではなく安否の心配が根底にあるのです
もちろん自衛隊の方はしっかりと国防をしてくれています
常に脳内ピンクではありませんよ
国防という重要な仕事をこなした上での恋愛です
そんな苦難、苦悩が多い自衛隊の恋愛。応援してしまいます

短編で読みやすいのでおすすめです


※以下ネタバレ、注意




















『クジラの彼』といつうタイトルに最初はどんな話だ?って思いましたね
「潜水艦=クジラ」って例えらしいです
あぁそうか、だからクジラの彼。クジラ乗りの彼なんだ。って思いました

言葉のちょっとした違いでも当事者からしたら大きく違うのだと思いました。
潜水艦は「沈む」のではなく「潜る」のである。
このことはこの本を読むまで気にしたことがありませんでした。
そして、言葉には気を付けよう、と私に思わせてくれました。

私に大事なことを教えてくれた本です。
良かったら読んでみて下さい。


110410

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