NO.6 小説

□紫苑が強くなった理由
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「……」

自分の寝相のあまりのひどさにネズミは引きつる。

そういえば紫苑は当初ソファでボロボロでソファに寝ていたなと思いだした。
理由はこれだったのか。

「まぁ、こんなのがずっと続いて…ネズミの寝相とほとんど格闘しているようなもんだったから立ち回りとか分かってきてさ、まぁ慣れともいうよね。それとネズミの普段の行動もみて自分なりに動けるようにしたんだよ」
「…寝相から体術まがいを学ぶなんて見たことねぇよ」
「ここにいるじゃん」

…御尤も。

「(サソリがこれ聞いたら、唖然とするな…)」

逆にイヌカシや、力河などが聞いたら普通に爆笑するに違いない。

「紫苑、そのこと誰にも話すなよ」

正直いって俺が恥ずかしい。

「?ネズミが話すなというなら話さないよ」

紫苑はあっさりという。
そしてさらに奥に進む紫苑の後ろ姿を見ながら帰ってきたら絶対に寝相を直そうと心に決める。






END

→ちょっとしたおまけ
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