03/03の日記
12:05
3月3日はひな祭り
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朧弥「ところで雛人形といえば、雄雛はどちら側に飾る?」
雅峰「左」
有栖川「まあ懐かしい、確か結婚式とかを考えたら右だったと思いますわ」
後前田「右だね、間違いない」
四季「左だったな」
朧弥「で…わしは右じゃな」
雅峰「あ、しまっ――うわあああ、意地が悪い質問だ」
有栖川「?」
雅峰「『天子南面』を引きずった世代か見極めやがった!ずりい!」
後前田「ああなるほど、まあセンセイは仕方無いよ、最高齢だもの」
天子南面とは論語にある一節。
皇帝などの偉人は南に向いて座り、北面は臣従することを意味している。
また、南に向いたときに日の出の方角(東=左手側)が上座で、日没の方向(西=右手側)が下座とされている。
この考え方は雛人形にも当てはまり、本来は「男雛が左、その右手側に女雛」を飾ることが当然だったが、国際儀礼では右上位が主流だった。
そして昭和天皇の即位式では国際儀礼にならい天皇を右に皇后を左にした、この為関東を中心に雄雛を右に飾る風潮も発生。現在ではやたら伝統を重んじる場合を除き主流になりつつある。
四季「いや、伝統を重んじてるって言い張れば良いじゃん」
四季「そもそも100歳200歳が若造の世界の住人だぞ私らって」
有栖川「私の記憶は恐らく勘違いでしたのね」
朧弥「いやー若造だからわからなかったなー」
雅峰「ニヤニヤするなぁ!知ってたから聞いたんだろうがぁ!」
風見「甘酒ウマウマ」
ちなみに、この「日の出=東=左優位」の考えは、「左大臣と右大臣では左大臣のほうが上位」、「今日の地図では東=右、西=左なのに、京都では(御所を中心として)東=左京、西=右京である」など、日本には沢山の例があるもよう。
しかしその後は、右のほうが優れているという意味合いのほうが多くなる。
「右に出るものはいない」「右腕になる」「右にならう」などは右が優れた意味。「左前」「左遷」などは左が劣るという意味。
世界の言語学的にみても、右のほうが優勢という例が多いようだ。
※あくまでも一解釈なので間違えてても悪しからず
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