06/20の日記

16:40
技局のある日〜ナノとピコ〜
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櫻子「技術開発局は、十二番隊直轄組織ではありますが専属組織ではありません」

櫻子「そもそも四十六室の下に、鬼道衆、護廷十三隊、隠密機動の三隊が並列でおかれていて対等であります」

櫻子「ただし隠密機動のトップたる朧夜隊長が二番隊隊長もやってのであそこは直属扱いですし、貴族じゃない彼が何故兼任してるか、そこらへんは今回はおいておきます」

櫻子「実質、技局も雅峰隊長の直轄ではありますが名目上は上記三隊への協力・技術提供が目的ですので、基本的に試験さえ通れば誰でも入れるんです」

櫻子「幽霊局員と化してますが後前田十一番隊長も実は所属してます」

櫻子「そんな技局のある日のこと」


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櫻子「あの隊長、以前隊長が後前田隊長と組み手をした時に破損した死覇装と隊長羽織りですが、」

櫻子「予備があったわけでも無いのにお二方とも技局に来てすぐに元通りのを着てましたよね、あれってどうやったんでありますか?」

雅峰「ああ、あればピコマシンで直したんだ」

櫻子「ピコマシン…?」

雅峰「ナノマシンってあるだろ?あれは10億分の1サイズだが、ピコは更に小さい1兆分の1」

雅峰「その超極小機器にデータを飛ばして、壊れた服と糸を一緒に置いとけば出来上がり」

櫻子「なるほど、ところでナノマシンって物語なんかでよく聞きますが、何故ナノサイズなのでしょうか?」

櫻子「もっと大きく、またはもっと小さくでも良いのでは?」

雅峰「そりゃあれだろ、ちょうど良いからだろうな」

雅峰「人の細胞は大体10ミクロン程度、つまり100万分の1なわけだから、その一個下であるナノが作業に適してるわけだ」

櫻子「なるほど、流石です隊長!では、それより小さいピコマシンが必要な事態とは一体なんでありますか!?」

雅峰「……………」

雅峰「櫻子、細かい事を気にしてはいけない」

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