桃華録
□予告編
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「…あの方を守る力が欲しいの」
「てめぇを隊士としてここに置く」
「それでも僕は君を信じたわけじゃない…せいぜい僕に殺されないようにね」
「オレ達はオレ達の誠をあいつらはあいつらの誠を掲げて戦ってるんだ!」
「あいつは真っ直ぐだからな…自分に正直すぎなんだよ」
「ほぉ…貴様なかなかやるようだな」
「不思議ね貴女と初めて会った気がしないの」
「貴方はあまりにも似過ぎている」
「これが新選組の秘密だ」
「それでも…私はここにいたい」
幕末、文久三年ー
京都で近藤勇を局長とし本格的に動き始めた新選組の前に現れた記憶喪失の少女、千歳。
あることがきっかけで新選組の隊士となる。
のちに互いに明かされる真実。
羅刹の存在、千歳の正体ー。
千歳と新選組の奇妙な縁が新たな物語を生む。
後書き