ナギの部屋

□小さなナギサンタ
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明日はクリスマス!


サンタさんにプレゼントを貰いたいな…

そんな思いで、夜、ベッドの脇に靴下をかけておいた。


〜翌朝〜


「ふぁ〜よく寝た…」


「おい…」


ん?何やら声が…


「ここから出せ!」


声の主は何やらベッド脇の靴下から聞こえる…


もぞもぞと靴下に手を入れると…


わっ!小さいナギサンタがぴょこんと私の手にしがみついている…。


「お前か…俺を助けたのは…。
…助けてくれてサンキュな、、お礼に今日一日願いを聞いてやるから、願い事を言え。」


どうやら夜中にプレゼントを配りに来たものの、靴下にはまって抜け出せなくなっていたらしい…



「え?じゃあ美味しいクリスマス料理が食べたい!」

そう言うと、素早くナギサンタは御馳走を作ってくれた。


「ケーキ食べたいな…」


「…あるよ。」


ナギサンタはケーキをさっと取り出す。


その後も、美味しいお菓子やら、料理やら、一日はあっと言う間に過ぎて行った…


「…あと1時間で今日が終わるぞ。もう食べたいものは無いか?」



「え、えと……じゃあ……ナギサンタが…食べたいな。
…で、でも無理だよね、、そのサイズじゃ。。」


「無理じゃねーよ…。今日はX’masだぞ?」


ナギサンタがキラキラと輝いたかと思うと、成人の大きさに変わった!


「わ!」


いきなりベッドに押し倒される私の身体…


「…で?俺を食いてぇのか?それとも食われてぇのか?」


ニヤリと笑うナギサンタに…


食われる方を選択したのは言うまでもない…。

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