story
□想い
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「ロビ――――――ン!!」
「ロビン!!こっちにも来てくれよ」
久しぶりの快晴。
テンションが上がったクルー達は、朝から大騒ぎだ。
「ロビン!!今日はたくさん干せそう♪」
上から呼びかけられ、その方向を見上げると、満面の笑みを浮かべるナミ。
ここ暫く部屋干しが続き、仕方ないと後回しにしていた洋服達を、ここぞとばかりに並べ干していた。
「……えぇ、本当」
可愛らしいブイサインを向け、再び視界から消えていった。
「なぁなぁロビン!!ちょっと見てくれよ」
先程から呼んでいたチョッパーが近づき、スカートの裾をひっぱる。
「なぁに?」
読みかけの本にしおりを挟み、チョッパーの後をついていく。
「芽が出たんだ!!」
チョッパーが嬉しそうに見せたがったのは、先日ロビンと一緒に蒔いた花の種。それが芽を出したのだ。