story

□星屑の夜に
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静かな夜。
波も昼間と打って変わって穏やかだ。

展望室の天体望遠鏡から、今にも降ってきそうな星空を眺める。

キコキコ…

キコキコキコキコ…

チリリン…

「よ…今夜ヒマ?」

「困るわ。あっさり侵入されてしまうと」

「怪しい奴じゃない」

「十分怪しいわ」

「あららら…厳しいねェ」

そう言って愛車から降りると、望遠鏡を覗くロビンの背後に立ち、軽く頭をかいた。

「そうね、こんな穏やかで静かな夜を、あなたに邪魔されていなければ」

「2人で見ればいい」

「……ふふっ」




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