story
□雨が止むまで
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どうしてだろう
こんな雨の日は
どこか落ち着かない
ザワザワと胸騒ぎが…
「……まだ、起きてたの?」
開発室からこぼれる光に誘われて、遠慮がちにロビンが顔を出す。
「あぁ…小娘に聞いたらしばらく雨が続くらしいしな」
「…そう」
「"ココ"じゃあ何が起きても不思議じゃねェが」
「私も付き合っても?」
「好きにしろ」
相手が答えるのとほぼ同時に部屋へ入り、持っていた数冊の本を横へ置くと、ソファに腰掛けた。
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