リレー小説
□退学クライシス!
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「川田」
「はい」
「栗原」
「はい」
生徒に次々とテストが返されていく。
テスト返された人、顔色悪いんだけど;;
ていうか、完全に忘れてた。
昨日、獄寺君が来たんだから
もう原作には入ってるんだよね・・・。
てことは、今は標的4くらいか・・・。
なんてぼけーっと考えていると、
「沢田」
とツナが呼ばれてた。
ああ、てことは・・・
「あくまで仮定の話だが・・・」
ほら始まった。
「クラスで唯一20点台をとって
平均点を著しく下げた生徒がいるとしよう。」
ツナは「あの・・・っ?」なんておどおどしてる;;
そんなツナなんてお構いなしに話を続ける根津。
「エリートコースを歩んできた私が推測するに
そういう奴は、学歴社会において足を引っ張るお荷物にしかならない。」
うわ、言い切ったよ。
ツナもまさかって顔してるし。
「そんなクズに生きてる意味あるのかねぇ?」
あー、点数見えちゃった・・・。
ツナ絶叫してるよ・・・。
・・・ていうかこれ、生で見るとホントむかつくなぁ。
あたし、ちょっと切れそうなんだけど?
ちょっと言ってやろうかな、って思ってたとき、
ガラッと教室のドアが開いた。
おぉ・・・獄寺君とーじょー。
根津がなんかわめいてるけど、獄寺君のにらみで黙った。
根津、よえぇww
あ、獄寺君こっち来た。と思ったら
ツナに向かってバッとお辞儀して
「おはよーございます!10代目!!」
って、ツナめっちゃビビッてるんだけど;;
『獄寺君おはよー。』
「・・・。」
えぇぇぇ!?無視!?
ツナのときと反応違いすぎじゃね!?
傷つくよ!?あたし傷つくよ!?
まぁ、分かってたことだけど!!
なんて、心の中でギャーギャー言ってたら
また始まった“仮定の話”。
「あくまで仮定の話だが、平気で遅刻してくる生徒がいるとしよう。
そいつは間違いなく落ちこぼれのクズとつるんでいる。
なぜなら類は友を呼ぶからな。」
ブチッ。
自分の中でなんか切れる音がした。
がたっ、と自分の席を立つ。
「佳菜?」
ツナが心配そーな顔してるけどスルー。
根津を落とそうとしてる獄寺君に向かって一言。
『獄寺君、ちょっとその手離して。』
「はぁ?なんで、そんなこと・・・」
『ね?(黒笑』
「煤I?あ、あぁ・・・;;」
そして先生の方を向いて小声で、
『先生?あんまりいい気になってると五流大卒だってバラすよ?(黒笑』
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