ある日いきなり世界は変わる


□第1話
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「ツナ!武!隼人!おはよう!!」
「凛ちゃん!おはよう!」
「凛、おはようなのな!」
「けっ!」


それは地獄の前の平和だった頃。


「隼人、大好き!」
「あぁ、俺もだ。」


大切な人達と、大好きな人と一緒に笑っていた、
幸せだったとき。


そんな幸せがいつまでも続くと思っていたのに。


あいつの・・・相沢紗希のせいですべて失ってしまった。



―地獄の始まり―

その日もいつもと変わらない普通の日だった。


「おまえらはやく席につけー!
 今日は転校生を紹介するぞー!」

・・・・・・この転校生が来るまでは。

「どうもぉ、はじめましてぇ!
 相沢紗希でぇす!みんなぁ、よろしくねぇvv」


うわぁ・・・・・・。
なんか・・・、うん。
とても個性的な人だね。

「席は、そうだな・・・。沢田の隣でいいか。
 沢田ー!手ー上げろー!」
「え!?は、はい!!」

「よろしくねぇv」
「う、うん!」

「1時間目は自習にするぞー。
 転校生と仲良くなー!!」



―――――――――――――――――


「紗希ちゃんってどこから来たの??」
「彼氏とかいるの!?」

クラスのみんなが転校生を質問攻めにしている。
私たち(ツナ、隼人、武、京子、花)は
転校生のところには行かなかった。

私は気がつかなかったんだ。
このときにはもうすでに
目をつけられていたなんて・・・。




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