07/02の日記

13:10
手錠。
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今まで考えた事なかったんですが、手錠ってイイですね。
メチャクチャ今更感もなくゎないけど。
こー…何かの弾みでお互いの手に片方ずつハマッちゃって、鍵がなくて抜けなくなっちゃうってゆー設定。
ありきたりだけど、意外と書いた事なかったから書きたくなった、今日この頃。
出来ればサスナルで。

どういう経緯で、そーなっちゃったかは考えるのがめんどいから省いて。(笑)

サスケは右手、ナルトは左手。

場所はサスケのお家。


妄想開始。



サスケのベッドの上で、ゴロゴロとのた打つナルト。

手錠の所為で、下手に出掛ける事が出来なくて、昨日からこの調子。
昨日からって事は、トイレは勿論、風呂もサスケと一緒なワケで。
色々と、恥ずかしい個所とか姿を見られちゃったワケで。
ぶっちゃけ、サスケと居るのがなんだかとても擽ったくなっていた。

そしてまた、生理的な現象に襲われる。

「…サスケ…」

「……何だよ?」

「…ん、…そのさ……トイレ行きてぇんだけど」

「…またかよ」

はぁ。って溜め息吐いて、少しめんどくさそうな顔をするサスケ。

少し、心が痛むナルト。

手錠の鍵を無くしてしまったのは、他でもなくナルトが原因。
鍵がなければ、お互いの自由はない。

口喧嘩になるほど、文句は言わないにしても、この状況をサスケが快く思っているワケないのは空気から伝わって。

サスケの眉間に皺が深く刻まれる度に、ナルトは居たたまれない気持ちになっていた。

「…ホントに、ゴメンってば…その、オレの所為でこんな…」

だけど、ナルトが表情を曇らせて謝罪の言葉を述べると、サスケも同じように、心を傷めていた。

「……謝ってどうにかなるワケじゃねぇだろ。もーいいから、とっとと行くぞ、ほら立て…」

本当は、もっと気の利いた言葉を与えたいのに。
いかんせん、サスケの頭には優しさを含んだ言葉が豊富に備わっていない。
それ故に、ナルトを傷付けてしまっていた。
わかっているのに。
本当はナルトに、暗い顔なんてさせたくないのに。
不器用な自分の性格が、恨めしかった。

トイレから戻って、再びベッドへ。

2人共仰向けに身体を広げて、同時に大きな溜め息を吐いた。

「………。」

「………なぁ、サスケ…」

「……何だよ?」

「…コレ、ずっと外れないままだったらどうしよう…」

「……んなワケねぇだろ。なんとかなる。…心配するな」

「…でもさ…、でもさ…」

「お前、しつこいぞ…」

「…だって……嫌、じゃねぇの?オレ、なんかとずっと一緒だったり…して…」

「………。」

そう言ったナルトの表情は見えなかったけど、明らかに泣きそうな声音に、思わず上体を起こすサスケ。

ナルトと目が合う。

やっぱり。
目が潤んでた。

「…嫌じゃねぇよ。」

咄嗟に出た言葉。
自分の意思とは関係なく、勝手に喉を突いて言葉が流れる。

「………お前だから、嫌じゃねぇ…」

「…え?」

ゆっくりと身体を起こすと、ナルトの身体も抱き起こして、そのままキツく抱き締める。

「ッッ!??」

「………。」

何がそうさせてるのかは、自分でもわからない。
だけど、いつも明るくて前向きなナルトが、自分に対して後ろ向きな事を言うなんて、なんだか心苦しかった。

ただ漠然と、安心させてやりたいと思った。

この状況は、別にナルトだけの所為じゃなければ。
嫌なワケじゃない。

だから、もっといつもみたいに緊張感のない事を言って、更に状況を悪化させるような勢いのナルトで居て欲しい。(ぇ)

口ではいくら憎まれ口を叩いても、共に過ごして来た時間が多くなる程に、仲間以上の感情が芽生え始めている事実は拭いようがなかった。










ってね。

発展途上サスナル萌。

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