02/08の日記
00:26
種撒き。2
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「…そうか。それは助かる…」
サスケの口が企みを含んでいるかのように歪んだのを見て、オレはちょっとだけ悪寒を感じた。
でも、サスケがそーゆー風に嗤うのはいつもの事だから、気のせいだと思う事にした。
「何すればイイんだってばよ?」
そう聞けば。
ふわっ。
イキなりお姫様抱っこされる。
「え!?えっ!?…や、サスケ…何!?」
「…ここじゃ痛いから、ベッドで…な?」
「…へ?あ、あぁ…固いとこだと痛いの?」
「まぁな」
固いところに向かって種を撒くと、確かに跳ね返ってきたら痛いかも知れないよな。
サスケってば…優しい。
ふかふかのベッドに身体が沈む。
サスケの匂いに包まれる。
なんだか、心地よくて。
オレは警戒心なんて全く持ってなかった。
だから、サスケの顔が近付いてきても、全然抵抗出来なくて。
キスされたのに気付くのが遅かった。
「…ん……ッ、ぅ…ン!?」
慌ててサスケの身体を押したけど、サスケの力が強過ぎて、ビクともしない。
何で?
ヤダってばよぉ!!
ドンドン胸を叩くけど、本当に動かなくて。
重なった唇の間から、舌らしき物が侵入してきた。
「…む……んぅ……ッ」
やだやだッ。
何だってばよ!?
“種撒き”って、こんな事すんの!?
無理だってばよぉお!!
でも、ディープチューなんて序章に過ぎなかった。
やっと唇を離して貰えたけど、サスケの顔がメチャクチャ恐くて。
何にも言えるような状況じゃなくて。
目を逸らすくらいしか出来ない。
苦しかった所為で呼吸はメチャクチャ荒いし…。
なんか…
なんか…
恥ずかしいってばよ!
「…サスケ?種撒きって…こんな…」
言い掛けたら、またチューされた。
「んん……ッッ……ふ、ぅ…」
また深いヤツ。
舌動き過ぎだってばよ!!
なんか、やらしぃ…。
サスケってば…エロい。
でも、サスケからのチューで下半身が熱くなってきちゃったオレは…もっとエロいのかなぁ?
うぁー!
もぉマジで恥ずかし過ぎるってばよぉ。
顔が熱くなるのが嫌でもわかって、サスケと目が合わないように、ギュッと瞼を閉じた。
「…可愛い…」
ボソってサスケが呟いた。
今“可愛い”って言った?
上手く聞き取れなかったんだけど…“可愛い”って聞こえた気がする。
何で?
サスケって…もしかしてオレの事好きなの?
…ま、まさかな…。(汗)
続く☆
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