●story●
□着替人形
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始めの頃は、手を繋ぐだけで顔を柘榴のように紅くしていた君。
今ではもう、慣れたものだ。
同じベッドに入って、安心して寝息を立てる。
新調した寝間着に包まれて。
君に必要なものは、全て僕が与える。
必要な情報、服だって、靴だって、食べるもの飲むもの、安心できる場所だって。
君に与えるのは、僕。
君から奪うのも、僕。
なぜなら、君の全ては僕のもの。
そして優姫、君は僕の全て。
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