△review▽

□第64夜/1
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ヴァンパイア騎士第64夜
『命題。幾千の夜の果てに。』
ネタバレ、感想です。

だいぶ時差で読んでくださる方には大変申し訳ないです…
諸事情により…
自分の頭の中で話をまとめるためのページでもあるので、書かせてください!
ってか書くなぁって言われても書くか。うん。
内容がいよいよ複雑になってきたのもあるし脳内整理のために!
できれば他の読者様にも分かり易く!書いていきたいと思っております(予定)。…自信は、ありません。笑







本誌でリアルタイムで読めなかったので、14巻で初めて読みました。

始祖時代の枢さまも、やはりうっとりするくらい美しいです。

が、しかし。
現在(?)とはどことなく表情が違います。

表情から、全身から、哀しみ、絶望、"自分たちのような存在"への憎悪…
苦悩すると同時に諦めの気持ちが滲み出てます。



場面は実験室のような場所。

始祖枢は、そんな「"僕たち"の異常な再生能力これは 何によって止まるか」、何ていう実験をしています。

文字通り自分の身を削って。
…グロい。

始祖の女性がその様子を見ていました。

「…必要ないよ そんな実験…」

いきなり主観ですが、ここを見た時、私も本当にそう思いました。

前回の話で、枢は始祖のその女性を"大切な存在"とはっきり告白している。
ならば始祖の女性と、ひっそりと永く生きていけばいいものを(枢×優姫を望む私としてはそんな事はイヤー!!ですけど。てかもしそうなってたらこの『ヴァンパイア騎士』、最初っから話になりません!!)、何故枢はそんな研究を続けたのか?

可能性として、

@枢にとっては、"自分と同じ存在(=吸血鬼)"との関わりより、"人間"との関わりの方が意義(適切な言葉で無いですが…)のあることであり、その"人間"に受け入れられないなら、生きる意味も無いと思っている。
→だから、さっさと死にたい。

A始祖の女性の発言より
「要らない恐怖を与えたくない」
人間との接触はしないつもりと言う彼女の表情は暗い。
→彼女も"吸血鬼"という存在故に苦しんでいる。

ふたつに分けてみましたが結局は同じ感じ…(汗)

つまりこの説で行くと、枢は"人間"との関わりであったり、若しくはその存在自体をすごく大切にしている、ということが言えます。

人間のようになりたい…
つまり、怪我をすれば血が出て、瘡蓋ができて、やがてそれが剥がれて治っていく、
それは、ある意味"死"への憧れのような、死ねる事への憧れのような、そんな感覚。
自分が"特別"である事への嫌悪、多数派のうちのひとりになりたい願望だったのかなぁ…とか思ったり。

あと、思い付くもうひとつの可能性として、
B死ねない、死なない命、人間よりはるかに勝る力、能力を利用し社会を乱す吸血鬼が現れる事への危惧

てのもあるかな。
まぁでも枢の動機はたぶん"誰かを滅ぼす"と言うより、"自分を滅ぼす"ためであったことは間違いないはず。

…てこここんなに言及してみましたが、この回で枢の過去はもう出切った訳で、今後更に明らかになる過去(始祖時代)とか無いと思うので、こんなに書いといてアレですけど、要らぬ解釈でしたね!(開き直り)




うあ!なんか長くなったのでいったん切ります。

…なんか見ようによっては非常にどうでもいい内容で終わってしまいましたorz

…深読みは楽しい。






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