treasure(捧げもの)


□可愛らしくて生意気で
1ページ/1ページ




「ヤダって言ったのに、アンタなんか大嫌いだ……」

「あ?体はイヤがってなかったんじゃね?」


トン、と鎖骨の上に残る鬱血痕を指先で突いてやる。

当然のことながら、見えない部分ーー腰骨の上だとか内股だとかーーにはもっとたくさんの痕が残っているハズだ。


お前が、欲しがった結果だろ?


「っ、エロ親父みてぇなこと言ってんじゃねぇよ」

「んじゃ、お前は淫乱な娼婦だな」

「なっ」

「大嫌いなヤツに挿れられて悦がって腰振ってたんだから。ーーま、別に俺はお前に好かれてなくてもかまわないけど?」


大嫌い、と言ったくせに俺の言葉に泣きそうになるタカヤは笑えるくらい可愛い。

嘘つきな唇を塞いでやると熱く淫らな吐息を溢しながら、俺のシャツを握りしめてきた。





(ホントは大嫌いなアンタが大好きです)


* * *

百花園のサイト一周年記念にお祝いを頂いたのに、ゼロイチさまの"瞬間交差点"の一周年記念には何もできなくて。

お誕生日こそは!って思っていたのに二週間近く遅れてしまってごめんなさい。
(色っぽい阿部にチャレンジしようとしたけど結果はご覧のとおり…。あ、因みにお相手はモトキさん…のつもりです)

本当に拙い…拙すぎる絵と文で申し訳ないのですが、精一杯のおめでとうの気持ちを込めました。

お誕生日、おめでとうございました!

.

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ