秋最SS
□さあ、行こ
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二人で買い物に行った体で
『…肉食いたい』
中学3年の夏休み。一本マンガを作ると決めて、二人で仕事場に寝泊まりするようになった。
今、ボソッと呟いたのはシュージン。ついこの前までは、相方。今では大切な人。
「家帰れば」
シュージンは、ネーム書き終わってアイス食べながら椅子でマンガの勉強してるけど、俺は無理。
構ってる時間も惜しい
『冷たい(しゅん)』
「仕方ないだろ、2人で決めたじゃん」
『一緒にいたいんだよ』
そう言いながら、座ってる椅子ごと後ろから抱き締められる
「シュージン、ダメだぞ。」
自分の顔、いや耳まで赤くなっているのが分かる。
『何で?』
シュージンは俺の髪を触りながら放そうと言う気はないらしい。
『そろそろ、ちゅーしてもいい?』
耳元で囁かれ、ドキドキが止まらない………
仕事なんて出来ない
「わかった!買い物行くから!」
そんなこんなで2人で買い物に行く事になった。