秋最SS

□さあ、行こ
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『ん〜ぁ。なんかクーラーの効いた部屋にいると分かんないけど、やっぱり夏なんだな』

両手をグ〜と伸ばしながら歩くシュージン。

『サイコーもたまには、マンガ忘れて、ゆっくりしろよ。最近、寝てないだろ。添い寝しようか』


うん、確かに忘れてたかも。外にでるのはコンビニに必要なモノを買いに行く時だけ。大体は夜だもんなぁ…こんな昼間から出るの久しぶりだなぁ

ちょっと顔が火照ったまま、俺も両手を思いっきり広げる。

「で、どこ行く?」

『添い寝……。』

そんな顔してもダメだかんな。

「どこ行く?」


『ちょっと遠いけど、川崎なんてどう?ラゾーナ行きたい』

「さんせ。あそこなら美味しいもの一杯だし、ロフトでインク買いたい」

『………』

「どした?」

まだ、マンガの事が気になってる。シュージンが心配してくれるのは嬉しいけど。俺、今は頑張りたい。
怒ったかな?

ちよっと心配しながらシュージンの顔を覗き込む。

『サイコー…

声がいつもより低い。やっぱり怒った…?

『さんせ〜ってもう一回言って。出来れば、せんせ〜みたいな感じで。萌える』

「あほ…」

でも、怒ってなかったんだ。良かった。ちょっと触りたいな…

「さあ、行こうぜ」

シュージンの右手の袖を引っ張りながら歩き出す。




アトガキ


ちなみに私は愛知県民なんで東京や神奈川の地理解ってないです。川崎って遠いのかなぁ?
電車でどれ位かかるんだろ…
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