秋最SS

□ただただ
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シュージンは、指ごと唐揚げを食べて、指をしゃぶりだす。

多分、一瞬の事で周りに気付いてる人はいない。

ただ、一人。

自分だけは、身体がまた熱い。

「もう、帰ろうか。」






『サイコー…怒った?』

あのまま、ラゾーナを後にして、いつもの街に帰ってきた。
もう日も暮れて辺りも暗くなって来ていた。

まだ、身体が熱い…

怒ってる訳じゃないけど、シュージンの顔見たら、いやらしい事考えてるのがバレちゃう気がして話しも出来ない。

『ごめんな。俺、スケベだし調子に乗って……サイコーが、好きなんだ』

「シュージン、ごめん。」

『サイコー…?』

「俺、シュージンが好き。好き過ぎて、身体が熱くなっちゃって。」

そう言いながら、シュージンの手を繋いだ。

『本当だ。』

いつもは熱く感じるシュージンの手と同じ位、俺の手は熱かった。

「シュージン、今日一緒に寝ていい?」

『!』

「違う。添い寝して欲しいだけだかんな」

明らかに満面の笑みから、ちょっとガッカリした様子のシュージン。

「今日、行きの電車の中少し混んでたじゃん。」

『うんうん』
「少しだけシュージンの身体が当たって、暖かくて安心したんだ。」

『……』

「いつもは、マンガの事考え過ぎちゃって寝れなくなっちゃうのに、あの時はすぐに寝ちゃってた。」

そう。シュージンが居てくれると思っただけで、寝ちゃってた。

「だから、今日は一緒に寝て欲しい。」

『サイコー…いつでも側にいるし、もっと甘えていいのに』

シュージンは、俺の頭を撫でながら、優しく言う。

「ありがとう…ちゅっ」

『!!!サイコー!?』


『もう一回!』

ただただ、大好きで気付いたら何度も道の真ん中でキスしてた。シュージンさえ、ずっと側に居てくれたら俺は大丈夫だ。
シュージンが支えてくれる。



End



アトガキ

なっがぁ〜(苦笑)
シュージン編も描きたい気もするんだけどなぁ…
ちと、シュージンファンに怒られる位、ウチのシュージン変態だからなぁ…

リクエストあったらって事で(-"-;)
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