秋最SS
□ただただ
4ページ/4ページ
シュージンは、指ごと唐揚げを食べて、指をしゃぶりだす。
多分、一瞬の事で周りに気付いてる人はいない。
ただ、一人。
自分だけは、身体がまた熱い。
「もう、帰ろうか。」
『サイコー…怒った?』
あのまま、ラゾーナを後にして、いつもの街に帰ってきた。
もう日も暮れて辺りも暗くなって来ていた。
まだ、身体が熱い…
怒ってる訳じゃないけど、シュージンの顔見たら、いやらしい事考えてるのがバレちゃう気がして話しも出来ない。
『ごめんな。俺、スケベだし調子に乗って……サイコーが、好きなんだ』
「シュージン、ごめん。」
『サイコー…?』
「俺、シュージンが好き。好き過ぎて、身体が熱くなっちゃって。」
そう言いながら、シュージンの手を繋いだ。
『本当だ。』
いつもは熱く感じるシュージンの手と同じ位、俺の手は熱かった。
「シュージン、今日一緒に寝ていい?」
『!』
「違う。添い寝して欲しいだけだかんな」
明らかに満面の笑みから、ちょっとガッカリした様子のシュージン。
「今日、行きの電車の中少し混んでたじゃん。」
『うんうん』
「少しだけシュージンの身体が当たって、暖かくて安心したんだ。」
『……』
「いつもは、マンガの事考え過ぎちゃって寝れなくなっちゃうのに、あの時はすぐに寝ちゃってた。」
そう。シュージンが居てくれると思っただけで、寝ちゃってた。
「だから、今日は一緒に寝て欲しい。」
『サイコー…いつでも側にいるし、もっと甘えていいのに』
シュージンは、俺の頭を撫でながら、優しく言う。
「ありがとう…ちゅっ」
『!!!サイコー!?』
『もう一回!』
ただただ、大好きで気付いたら何度も道の真ん中でキスしてた。シュージンさえ、ずっと側に居てくれたら俺は大丈夫だ。
シュージンが支えてくれる。
End
アトガキ
なっがぁ〜(苦笑)
シュージン編も描きたい気もするんだけどなぁ…
ちと、シュージンファンに怒られる位、ウチのシュージン変態だからなぁ…
リクエストあったらって事で(-"-;)