秋最SS
□男子校芸人@
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「賛成!」
「やっぱ面白くないとなぁ〜」
「どうせ、衣装借りるなら一番似合う…じゃなくって、一番にならなきゃなぁ」
クラス中がまとまってくる。
い、嫌な予感が…いや、悪寒が……
シュージン、たすけ…
最高は高木に助けを求めようと後ろを振り向き、………………諦めた。
一番、目がキラキラしてる…
委「じゃあ、多数決の結果。新郎は見吉さん。新婦は真城君でいいですか?」
クラス中がまとまる
「賛成ぇ〜!」
「だるぅ〜。大体さぁ〜、真城が新婦なのはしょうがないとしても、なんで私が新郎な訳!!!」
『それは、妥当じゃ‥ぐふっ』秋人は見吉に蹴りを入れられる。
「どうせ、チビですよ…」
悪い予感は、的中しウェディングドレスを着る事になっちゃうなんて、亜豆には絶対に言えない…
今日一番の溜め息をつき、仕事場に戻ると担任の港浦さんとアシスト加藤さんがすでに来ていた。
「お疲れ〜。いきなりなんだけど真城君。今、余裕ないかい?」
「ないです。」
明らかに不機嫌そうに答える最高に加藤さんが首を傾げる。
「学校で何かあった?」
秋人に耳打ちする。
「実は…」
秋人は、港浦に耳打ちで文化祭の事を告げる。
「ブファ。本当かい?」
港浦は右手をお腹に当て笑いこける。と最高に横目で睨まれる。
「ごめん。ごめん。えっと…コホン。新妻くんのアシさんがインフルエンザにかかっちゃってね…………皆、downしちゃったんだ。で、今や連載陣になってるけど、新妻くんのアシ経験のある真城君や福田君。中井君に1話だけヘルプして貰えないかと。」
港浦は、事情を丁寧に話す。
最高も睨むのを止めて話しだす。
「そっか…行きたいのは山々なんですが…」
「いや、いいんだ。真城君には真城君の事情もあるし…(笑)」
よっと掛け声と同時に港浦は席を立ち上がる。携帯で電話を掛けるようだ。
「あっ、雄二郎さん。すみません。 真城君、無理です。 えっ、今福田君と中井君が来てる?」
はいはい。と言いながら港浦は電話を続ける。
(よかった。エイジさん原稿落とす事なくって・・・)
「はい、真城君?元気ですよ。なんか、文化祭で女装することになったみたいで・・・。
」
!!!
真城は、港浦の言った事に呆然とする。
もちろん、秋人も同じ表情だ。
「はい。じゃあ、また編集で。は〜いい。」
港浦は、電話を切るとにっこり笑い秋人と最高の方を向く。
「よかった。福田君と中井君が来てくれてるって。さぁ、僕らも頑張らないとな!!
んっ、真城君どうした?」
(どうしたって。雄二郎さんがそんなの黙ってるわけ無い・・・)
港浦の顔を愕然と見ていると、早速携帯がなる。
ピリリリリリ・・・
「Congratulations!真城せんせ!!!絶対にいきます。」
やっぱり・・・。
無視。
ピッ。
ピリリリリ・・・・
「行くから!!!待ってろよ。」
福田さんまで・・・・
無視。
ピッ。
はぁ〜、インフルエンザってどうしたら掛かれるんだろう?
End
あとがき
長い。まだまだ長そうなので先にうp。