秋最SS

□許して
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その後、サイコーは一切口を聞いてくれなかった。

「じゃ、じゃあ。今度の日曜に原稿取りに行くから。よろしく……」

服部は秋人に近づき、耳打ちする。

「早く謝った方がいいぞ…食べ物の怨みは恐ろしいって言うからな」

『わかりました(汗)』

分かってますよ〜サイコーって頑固だから謝るにしても一筋縄じやいけない事も、百も承知です!!!!


秋人と最高は、服部にお礼を言い、Taxiに乗りこんだ。


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な、何から言えばいいんだ…


最高は、大きな溜め息をつく。


『サイコー、怒ってる?』

「………怒ってる」

『ごめん』

「知らない…」

最高は、窓の外を向いてしまう。


『本当にごめん。あんな言い方ないよな…』

「そうだね」

あ〜、こりゃマジにヤバイ…でも、サイコーの毛しゅんとしてる…

サイコーも、もしかしてこんな状況は嫌なんじゃないかな…


『サイコー。俺…』

最高は、秋人を見ようとせずに、窓ガラスに適当な絵を描き始める。

秋人は、最高の空いている手を取り、手のひらに文字を書く。


《あいしてる。そばにいたい》


最高は秋人の書く言葉の一言一言に小さく頷く。

「ん…、分かった。コンビニの苺大福10個で我慢してやる。」


秋人は、そーっと最高を見るが最高はまだ、窓を見たまま秋人を見ようとしない。でも、そんな最高を見て秋人はほっと息を吐く。


はぁ〜よかった。


鏡に写った最高は、恥ずかしそうに笑っていた。





End


ま、間に合わなかった(>_<)
以外に長くなっちゃいました。
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