シュシュ
□元気になって
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どうして、サイコーはあんなに可愛いんだろう?
中3の夏…初めて2人で一本のマンガを書き持ち込みもした。
最終候補に残る事も出来たのは、俺の話にサイコーが絵をつけてくれたからだと思ってる。
マンガを書いている間、俺達はいつも一緒にいたのに…
「ハァ〜何でサイコーいねぇんだよ…」
サイコーをバカにした石沢を殴り、停学
中間テストも3番に下がった。
まぁ、日頃から優秀な俺にとっては、全く問題ないし気にもしてない。
そう。俺は気にもしてない…
ただ…サイコーは気にしてる…
それもかなり
サイコー…会いたいなぁ〜
早く逢いたい
会って、色々な事してそんな不安を消す様にイチャイチャしたい!
さぁ、そろそろ学校終わったかな・・・
仕事場に行ったらサイコー居るかな?
部屋着からいつものジャージに着替えて、コンバースのスニーカーを履こうと玄関に向かう
ピンポーン
まさか、サイコー??来てくれたのか?
満面の笑みで玄関ドアを開ける
「はぁ〜い」
期待していたアホ毛はなく、そこには岩瀬と見吉が立っていた。
サイコーは仕事場かなぁ…早くあいてぇ
「何?どうしたんだよ…お前ら」
「ちょっと高木!どうゆう事よ!」
見吉は怒った様に、言い、岩瀬は何も言わず俺を睨む
ハァ〜?
俺何かした?
玄関で騒がれるのも嫌で、二人を中に入れる。
☆
どうやら、2人は俺の事好き?らしい…
わかんねぇ!!!
ってか、俺付き合ってる人いるしな…
ここはハッキリと言っておかないとな…
「あ…あのさ…俺…」
ピーンポーン
ったく!何だよ!!また、誰かきたのか?
一体なんなんだよ!!!!
急いで玄関まで行くと勢いよくドアを開ける
!!!
「サイコー…」
愛しのサイコーちゃん♪やっぱしカワイイ…
この顔は、まだ気にしてんだなぁ〜
でも、シュンとしてるサイコーも…俺…好き…
でも、いつまでも気にされてもな…
そうだ!!!!
「良いところに来てくれた!入れよ、サイコー」
俺は、半ば強制的にサイコーを部屋に連れ込む
「丁度、サイコーにネーム見て欲しかったんだ」
「シュージン…あの…」
サイコーは、俺の後から部屋に入り、岩瀬と見吉を見てビクッとする。
俺は二人を無視し、サイコーに話し続けるがサイコーは気になって仕方ないようで耳打ちで聴いてくる。
今までの状況を説明するとサイコーは丸い目を更に真ん丸にして驚く
「ちょっと高木!何コソコソ言ってんのぉ〜」
口火を切った見吉に、サイコーはまたビクッとする。
「俺…帰るわ…」
「いやっ、サイコーもココにいろよ!さっ、座って座って!」