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□安らかな眠りを
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*宗像達との、決戦前の設定です。
神室町。
ニューセレナ。
3人の男達は最後の戦いに向け各々準備をするため、ニューセレナを出ていった。
だが冴島一人だけはニューセレナに残り、奥の席で何か考え事をしている様だった。
「…お前は何かする事ねぇのかよ?」
カウンターでコップを磨いていた伊達が口をひらく。
「…………特にあらへん。」
冴島はボソッと喋る。
「そうか…なら奥の部屋で、寝て体力温存しとけ。後で毛布も持って行ってやっから。」
「あぁ、すまへん…ならそうさせてもらいますわ。」
冴島はよっこらせと立ち上がり部屋の中へと消えていった。
伊達はコップを拭き終えたら、毛布を持って行こうと、手の中にあるコップに集中した。
数分して、コップをすべて棚に戻した伊達は、毛布を手に奥の部屋のドアを静かに開けた。
冴島は、大きい身体を猫の様に丸めて眠っていた。
「…ぅ…ぁ…」
冴島が眠りながら低く唸る。
どうやら酷くうなされている様で、額には汗が吹き出ていた。
「お、おい冴島…?」
心配になった伊達が少し冴島をゆする。
冴島の息遣いは荒く、眉間には深く皺が寄っていた。
「冴島!!」
伊達が声を荒げて名を呼ぶ。
握られていた冴島の指が、伊達の細い手首を掴んだ。
ギリギリと凄い力で握られて、伊達の顔が歪む。
伊達は歯をくいしばりながら、冴島の背中を優しくさすった。
すると、苦しそうに息をはいていた冴島の息遣いは和らぎ、震えも治まる。
数秒後には冴島の瞼がゆっくりと開かれ、混乱する意識の中、伊達をとらえた。
「…冴島……大丈夫…か?」
「…ぁ……………すまん……」
自分が伊達の手首を掴んでいた事に気付いた冴島が、慌てて手を離す。
伊達は掴まれていた腕を擦りながら、眉間にしわを寄せる。
「すげぇ、うなされてたぞ…」
「………………」
「……大丈夫なのかよ…?」
冴島は一回伊達を見てから、目を伏せた。
「…………あぁ。」
冴島が一瞬だけ、ほんの刹那に悲しげな表情になる。
桐生に聞いた。
冴島は毎晩悪夢にうなされては一人で苦しんでいるのだと。
もう自分が一人も殺していないということも分かったのに。
冴島という男がすごく不憫に思えてしょうがない。
伊達は冴島に汗を拭くためのタオルを渡して戻り、カウンターの席に座る。
伊達は口にタバコをくわえ、Mストアで買ったライターで火をつける。
俺は信じてないがよ……
もし神っつうのがいるなら、あの冴島に。
安らかな眠りを与えてくれねぇか。
じゃないと、冴島が崩れちまいそうな気がすんだよ。
揺れる硝煙を見つめながら、そんな事を心の中で呟いた。
冴島に掴まれた右手に視線をやる。
そこには赤い痕と僅かな痛みがあり、何故か酷く切なくなる。
冴島が刹那的に見せたあの表情が脳裏に焼き付き、離れない。
伊達は静かに瞳を閉じた。
タバコからはもう煙は上がっていなかった。
End
*/(^O^)\ オワタ
意味分からんですねすみませんでした←
自分も意味分からんです←
支離滅裂だwww
自分の文章力じゃあ、うまく妄想を表現できない……
文章力は皆無…ですね…
すみませんでした!!!!