変わる世界と変わらないもの

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こんにちは♪

今日は入学式するための学用品を買いにダイアゴン横丁に来ています!!
お金はアルバスさんが金庫を一つ丸ごと貸していただいたので心配はないようなのですが・・・
そんなによくしてもらっていいのでしょうか・・・

なんだか申し訳ないです
いくら家族のように思ってくれと言われても、遠慮してしまいます・・・
うーいいのでしょうか・・・





「おーお前さんがサクラか?」
『ふえ!?
 あ、はい!!』


突然の声に振り向くと
とても大きい方と男の子がいました


「お前さんは・・・」
『?????』
「いや、なんでもねー
 ちょっと知り合いに似ててな」
『そうなんですか?』


私に似てる人ですか〜
なんか偶然だとしても嬉しいですよね〜
そういえばなんでこの方は私の名前を知っているんでしょうか?


『それで・・・その』
「校長から聞いてないのか?
 俺はハグリット、こっちはハリーだ」
『あ、私と一緒にお買い物をしてくれる人ですね!!』


あれ?
二人が一緒に買い物に行ってくれるとは聞いていましたが、名前までは聞いていないのでビックリです
まさか・・・
あの!!ハグリットさんとハリーさんだったんですね・・・


「??ハグリット、この子は?」
「あー
 お前と一緒で今年から入学する・・・」
『サクラ・モモハラです
 よろしくお願いします!』
「よ、よろしく
 僕はハリー・ポッター」
「あー
 ルビウス・ハグリットだ」
『ハリーさんとルビウスさんですね』
「あ、名前・・・」
『いや、でしたか?』


昨日アルバスさんにこっちでは名前で呼び合うのが普通だと言っていたので、許可を取らずに名前で呼んでしまったのですが・・・
やっぱり駄目だったのでしょうか・・・


「ち、違うよ!!
 あ、あの僕友達から呼ばれるの初めてで・・・その・・・」
『友達・・・って私が友達でもいいんですか?』
「もちろんだよ!!
 僕こそ・・・君の友達になってもいいかな?」
『ありがとうございます(微笑)』
「あ、うん////」


そのままハリー(さんは付けなくていいって言われました)は俯いてしまいました
なぜでしょうか?










「とりあえず銀行からだな」
「銀行?」
『そうですね、私も取りにいかないといけませんし』


しばらく歩くと真っ白な建物が見えてきました
これが銀行でしょうか?


「グリンゴッツだ」


ルビウス(こちらもさんを付けなくていいと言われました)がそう言って中に入るとたくさんの子鬼がいました
意外に大きくてビックリです


「おはよう
 ハリー・ポッターさんの金庫から金を取りに来たんだが」
『すみません
 私もサクラ・モモハラの金庫からお金を取りに来ました』
「鍵はお持ちでいらっしゃいますか?」
「どっかにあるはずだが」
『えーと・・・これですね』


私がアルバスさんから受け取った鍵を出している横で大変なことになっていました
ルビウスが荷物をひっくり返しています
思わずハリーと苦笑してしまいました・・・


「あった」
「承知しました」
「それと、ダンブルドア教授から手紙を預かってきとる
 七十三番金庫にある、例の物についてだが」


えーと確かこの話しの鍵になる大切な物ですよね
確か賢者の石でしたっけ?


「了解しました
 誰かに3つの金庫へ案内させましょう、グリップフック!」


目の前にいる子鬼さんがそう叫ぶと新しい子鬼さんがでてきました
ちょっと感動です


「七十三番金庫の例の物って、何?」
「それは言えん」


私が子鬼に夢中になってる間にハリーは例の物に興味津々でした
まあ確かに気になりますもんね



移動は本で見た通りトロッコでした
はっきり言ってもう二度と乗りたくありません
別にジェットコースターは苦手ではなかったのですが
なぜでしょうか・・・?
途中でハリーが何か喋っているのが聞こえました
よく喋ってられますよね・・・



ハリーと私(アルバスさん)の金庫には同じくらいのお金が入っていてとてもビックリしました
これって・・・
何年かけて返済すればいいんでしょうか・・・(遠い目)
それより・・・私はいつまでここにいれるんでしょうか?
まあ考えてもしょうがないですね・・・
出来ることをするしかないんですから



最後に来たのはアルバスさんが頼んだ金庫
ここから始まるんですね〜
なんか感動です
って感動してられないんですね!!
もし私が・・・
未来を変えることができるなら・・・
私は誰にも死んで欲しくないんです
例え闇側でも・・・





「サクラ?」
『ハ、ハリー?』
「大丈夫?ボーッとしてたけど」
『大丈夫ですよ?
 あの・・・帰りもトロッコに乗らないといけないことが憂鬱なだけですから』
「本当?」
『はい』


だから・・・
そんな心配そうな顔しないでください
私は
みんなに笑ってて欲しいんです
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