変わる世界と変わらないもの

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・・・なんなんでしょうか?



「サクラ、大丈夫?」
『大丈夫ですよ・・・』


とは言ってもちょっと疲れましたね
私はなぜかホグワーツが始まってから注目されています
それはもうハリーと同じくらい
ハリーはこんなにきつかったんですね・・・



「・・・本当に大丈夫?」
『はい、大丈夫です』
「・・・ならいいわ
 あんまり無理しないでね?」
『ありがとうございます』


ハーマイオニーは優しいですね
私と一緒にいるとハーマイオニーまで注目されてしまうのに・・・


「そんなこと気にしてないわ」


本当にハーマイオニーはいい子です・・・
もう癒しですね!!



「それにあなたには色々助けてもらっているからお互い様よ?」
『そうですか?』
「そうよ?
 授業はもちろん
 ピーブズとフィルチの相手をしなくていいんだもの」
『・・・そうですね(苦笑)』


そうなんですよね
みんなに悪戯をしまくっているピーブズさんはなぜか私には悪戯しませんし・・・(避けているわけではなさそうなんですけど・・・)
フィルチさんは・・・


『明らかに避けてますよね』
「あなたなにかしたの?」
『した覚えはないんですけど・・・』


知らないうちになにかしてしまったんでしょうか・・・










「それにしても・・・」
『??なんですか?』
「本当にサクラは魔法が上手いわよね」
『そんなことないですよ?』
「そんなことあるわよ!!
 この間変身術も一回で成功させてたじゃない」
『それは・・・ちょっとしたズルをしましたから』


みんなより先に勉強していたんですから・・・


『ふみゃ!?』


い、いきなりハーマイオニーにデコピンされました
びっくりですし、痛いです・・・


「それはあなたの努力の成果よ
 けしてズルなんかじゃないわ!」
『ハーマイオニー・・・』


ああ
なんてこの子はいい子なんでしょうか・・・





「さ、今日は魔法薬学の授業よ」
『魔法薬学・・・』


スネイプ先生ですね・・・
やっぱりハリーイジメが始まってしまうんでしょうか・・・
あんまりスネイプ先生がハリーをいじめる姿を見たくないんですけどね・・・
なんとか出来るでしょうか?





「さ、早く行きましょう?」
『はい!!』



やるしかないですね!!




















「サクラ!!」
『ハリー?
 どうしたんですか?』
「あ、あの、午後暇?」
『暇ですよ?
 どうかしましたか?』
「ハグリットにお茶会に誘われたんだ!
 ・・・一緒にどうかな?」
『私も行っていいんですか?
 是非お願いします』
「よかった〜」


そういえばハリーはルビウスにお茶会に誘われてたんですよね
私も誘って頂けるなんて嬉しいです!!










そうですよね〜
そんな感じで浮かれてたのが悪いんですよね?





『ここどこですか?』


そうです、迷いました
ちなみにハーマイオニーは忘れ物を取りに行きました
というかさっきまで教室の目の前にいたんですけどね・・・
一体なぜですか?


『うみゅ〜
 さっきこっちから来たんですよね〜
 じゃあこっちですか?』
「正反対だな」
『ふわ!?』


きゅ、急に声が聞こえてきました

あれですか!?天の声ってやつですか!?


『ありがとうございます!!天の声さん!!』


こっちですよね!!


「だからなぜそこまで正反対の道を選べるのだ」
『ふみゃ!!!!』


いつまで天の声さんいるんですか!?
ってあれ?この声は・・・


『スネイプ先生?』
「他に誰がいるのだ」
『いえ・・・あの天の声とか・・・』
「なんだそれは・・・」
『みんなを見守る神様の声です』
「・・・そうか」


なんか呆れられました
あ、そういえば分かりますか?
スネイプ先生のスパルタ授業のおかげ?でだいぶ打ち解けたんですよ♪
ちょっと嬉しいです!!


「それでMs.モモハラ
 次は我輩の授業だったと思うのだが?」
『??分かってますよ?
 だからこうやって教室に向かってるんじゃないですか』
「・・・先ほどから言っているが正反対だ」


あれ?


『おかしいですね・・・』
「お前・・・方向音痴なのか?」
『ちょっと迷子癖があるだけです』
「それは方向音痴ではないのか?」
『違います』


なんとなく認めたくないことってありますよね?


「はあ・・・
 まあいい、行くぞ」
『???もしかして迎えに来てくれたんですか?』
「無断で休まれたあげくに理由が迷子ということが許せないだけだ」
『ふふ
 ありがとうございます』
「・・・フン」


なんとなくスネイプ先生が優しいことは理解しました
なんだかんだで
いい人ですよね?










で、すっかり忘れてました



「あぁ、さよう
 ハリー・ポッター
 われらが新しいーースターだね」



そうハリーのことです・・・
今からハリーのすぐ側には行けませんし・・・
あ・・・そういえば
書いた文字を移動させる魔法があったような・・・
成功すればハリーに答えを教えられますよね?


『えーと・・・こうでしたか?』
「???サクラ、何か言った?」
『なんでもないですよ



羊皮紙に文字を書くと・・・
あ、消えました!!
とりあえず成功ですね
ハーマイオニーにはばれると怒られそうですから言えませんけど
これでハリーに答えを教えられます!!
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