変わる世界と変わらないもの

□7
1ページ/5ページ

はい、11月です
え?ハロウィンの事件?
なんのことですか?










はい、すみません
とぼけました

ハロウィン事件が終わり、未だスネイプ先生と話し合い所か目も合わせない毎日が続いています
ハーマイオニーに呆れられました

あ、ハーマイオニーとハリーとロンはハロウィン事件を通してすっかり仲良くなりましたよ
嬉しい限りです





さて、次はハリーのクィディッチデビューです
そうですね〜
やってはいけない、現実逃避です
でも時には逃げることも必要だと思うんです!!
なんて・・・





『駄目ですね・・・』
「「なにが〜?」」
『・・・なんでもないです』


2つの声と共に潰す勢いで体にかかる重み
・・・もう、なにもツッコミませんよ?
今日の私は結構なげやりな女の子です


「「いや〜
  我等が姫が困ってるんだ
  我等が黙ってるわけにはいかない!!」」
『・・・・・・・・・』


2人共・・・
とってもいい人なんですよね・・・
だからこそ

こんな汚い私を見て欲しくないんですよ?

だから・・・


『なんでもないです(微笑)』
「「・・・・・・・・・そっか」」


笑顔でごまかすと、渋々ながら納得してくれました
狡くてごめんなさい
優しさに甘えてごめんなさい



ありがとうございます















「「そうだ!!
  僕たちのクィディッチの練習を見に来てよ!!」」
『クィディッチ、ですか?』
「「うん!!」」


そういえば、まだ練習風景をみたことなかったですね・・・


『わかりました』
「「やったーーー!!!
  じゃあ、行こう!!
  今すぐ!!」」
『へ?今すぐ?
 ふわっ!?』


2人の質問に頷くとあっという間に両脇から腕を引っ張られて連れていかれました
というか、これから練習だったですか!?















「今すぐあった場所に帰してきなさい」
「「えーーー」」
『・・・私は捨て犬じゃありません・・・』
「「サクラは犬ってより猫っぽいよね〜」」


そういう意味じゃないですよ・・・
という言葉は目の前の上級生、オリバー・ウッドさんの圧力によって発することが出来ませんでした
物凄く怖いです


「ほら、サクラが怖がってるよ〜?」
「もっと愛想よくしないとモテないよ〜?」
「黙れ、双子」
「「こわーい」」


何というか
なぜか2人は遅刻したらしく物凄く怒られてます
私を探していたらしいので私にも原因があるわけで・・・
一緒に謝ってるのですが


『あの・・・』
「なんだい?」
『あう・・・
 なんでもないです』


なんだか嫌われているようで睨まれます
私・・・なにかしてしまったんでしょうか・・・?


「練習を開始する
 準備してこい」
「「はーーい」」


そうこうしている間に2人は準備しに行ってしまいました
オリバーさんと2人っきりです
ちょっと緊張です


「・・・ってない」
『え?』
「怒ってない
 すまなかった」
『い、いえ!!
 こちらこそすみません!!』


私が勢いよく頭を下げると


「今度の試合も見に来てくれ
 双子もポッターも喜ぶ」


慌てて顔を上げると微笑んでくれているオリバーさんが見えました
・・・怒ってないですね・・・
よかったです


『はい、もちろんです』


私は嬉しくて思わずにやけてしまいました
うわ〜、恥ずかしいです・・・
多分今真っ赤ですよ・・・


「・・・・・・・・・」


ふわーー!!
オリバーさんが無言です・・・





「「お待たせ〜!!!
  姫〜!!!」」
『ひゃう』


固まっている私とオリバーさんのもとに2人が帰ってきました
また抱きしめられます
2人は抱きしめるの好きですよね・・・
びっくりするじゃないですか・・・


「「どうしたの?
  2人とも真っ赤だけど?」」
『なんでもないです!!』
「・・・練習するぞ」
「「???」」


そのあとは練習風景を見学させていただきました
みんな楽しそうに飛ぶので私も嬉しくなるほどでした

途中でハーマイオニーとロンもきたので3人で見学しました
楽しかったです!!
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ