04*09

□gift
1ページ/1ページ

「あのう…会長…」
「一樹って言えって。今、2人だけだろ」
「…かっ一樹…」
「なんだ?」
なんとなく余所余所しい感じがして何処となく変な感じがしていた颯斗が俺の名前を恥ずかしそうに呼ぶ。
「あの…会、一樹の誕生日…19日にその…」
「予定、あんのか?」
少し俯き加減になっているためか、薄桃色の美しい髪が颯斗のそれ以上に綺麗な顔にかかる。
「なら、しゃあないな。いいよ。」
本当は全然良くなんかなくって、俺としては自分の誕生日に最愛の人がいないなんてって思ってた。それが表情に出ていたのだろう。颯斗が素早くブンブンと首を振る。
「だっ駄目です!!その…一樹に…何も、してあげられなくって…、一樹はいつも、僕に、くれるのに…から…、の…」
段々と俯き加減だった首が最終的には俯きに変わってしまった。
颯斗の気持ちはすごく嬉しかった。
だけど、俺としては颯斗の【くれる】ものは何なのかが分からない。物をあげたことは何度かある。最初は誕生日プレゼント。俺はその時から颯斗のことが好きだったけど、まだこういう関係でなかったため普通にケーキを皆であげただけだったが、「初めて誕生日プレゼントをもらいました。」と言われて。まあ、俺は当たり前にそれを聞いて驚きの叫びを上げ、夜久は「エイプリルフールは過ぎたよ、颯斗君。」と言いながら、この世のものを見る目つきから離れた目で颯斗を見つめ、翼は「そらそらって親…いるよな?」とかいう禁句を出した。
まあそれは置いておくとして。こういう関係になってから送ったものなんて…3回くらいだ。
「颯斗。俺別に、お前に何も…」
「いえ。一樹から僕は沢山もらって…」
「何を?」
「っ…あ…安威藍I?愛愛?愛…」
「わっわわ、颯斗、いい!いい、言わなくていいから!な!」
「…はぃ…」
色々おかしくなろうとした颯斗を止め、俺は少し納得がいく。
俺があげたもの。それは【愛情】だ。
颯斗の過去を聞いたのは、こういった関係になった一週間後だった。
俺が2人の時は【好き】って伝える度に顔を真っ赤にして泣き出すから、俺がなんで?って聞いたのが始まりだ。
小さいときから親から軽蔑され、兄姉からも侮蔑され愛情なんて注がれることのなかったが故である。
(納得。颯斗にとって俺が与えるどんなものより、愛情が一番だ。ってことか。)
「だから!その!…あの…、きょっ今日…」
「今日?」
「今日…じゃなくて、明日…明日。お願いを何でも聞きますから。許してください。」
「!」
まさかそこまで言ってくれるとは思わなかった。
「マジ?」
「はい」
「じゃあさ…」
少しだけ颯斗を近くに呼んで誰もいないのに辺りを見回してから俺は小声で言った
「−−−」
「!そっそれ///」
「いいんだろ?」
「…はい。」



と。
いうわけで。
今現在、颯斗君は俺の部屋にいてお着替え中。
「かっかかか一樹…」
「お。終わったかー?」
「は…はぃ…」
「じゃあこっちに来い!!」
そそそー、と俺の下に来る颯斗はいつもなら着る筈のない露出度かなり高めな、ていうか着る訳ねえ服(?)を着ていた。
「こっこれで…いいんですか…?」
「もっちろん!!!」

俺が颯斗に言ったことは

「裸エプロンしろよ。」

だった。

見事、その願いは成就し。
ちょこんと座っている颯斗はとても可愛らしい。
「颯斗…願いは…何個までだ?」
「明日は休日なので…明日まで…ですが…」
「じゃあさ…もっと望んでいいよな?」
「え…はい。」
「俺をお前に入れたい。」
「?」
「さっすが、純情だな。颯斗。じゃ、こっちからいくぜ。」
「え?、わ!」
細く長い足を高々と上げる。
結構長いエプロンだが高々上げた足の隙間から見えた颯斗の可愛らしい陰部めがけ俺は飛び込む。
「ひやぁ!!かっかず…んあん!!」
「何でもしていいって言ったよな?」
「ひう…はぃ。」
「じゃあ…」
あげた足を颯斗側に倒し、押し倒す。
戻ろうとする身体を押さえ、右手で陰部の中を引っ掻き回し、左手で両腕を押さえつけ、自分の身体を颯斗の身体に重ね合わせ圧迫する。そして生理的な涙が伝い始めた颯斗の可愛らしい頬を噛むように口付け、鎖骨にあとを残し、颯斗の形のいい唇にあわせキスをする。わざとリップ音を響かせて、それより大きい音で陰部を鳴らす。
「ひぅ…あふぁあ…いっ!!んん!!」
酸素を求めるように颯斗の唇が俺の唇を退かそうと横に揺れる。その瞬間に陰部を強く引っ掻き回す。初めての痛みと快楽に驚いたのだろう颯斗の目から大粒の涙がぼたぼたと頬を伝い落ちていく。
「あん!!…あ…はあん!!」
きう…と締まっていく颯斗のそれにもっと強く指を突っ込む。最初は一本だった指が今じゃ、3本である。
「やあ!!かず…きぃ…そこ、やあ、やあ。」
フルフル首を振る颯斗が可愛くて、もっと奥に突っ込むと異常に絡みつくところがあった。
「ここ、好きなんだろ?なあ?」
「やあ、やあん、かじゅ…きぃ…やん!!」
舌が廻らないようで俺の名前すらいえてない。最初から3本はきつかったかな。と思いながらも俺はもっと、その場所を3本の指でくりゅくりゅとまわす。
「いやあ、ふぁ!!あん!!…ぁ、ううん」
「気持ちいいんだろ?なあ?」
「ひう!!ああん!!かじゅ…き…ああん!!」
少しだけ右手は遊ばせといて腕を拘束していた左手を解き、その手でエプロンをめくり、臍のあたりをつうーと汗ばむ手で触る。
すると面白いぐらいに腹がへこみ、颯斗から啼き声が上がる。
「やあ!!!ああん!!あぅ、ひぅん!!」
「颯斗は、どこが、好みだぁ!?」
少し力を強くして遊ばせていた右手を一気に指数を増やし、そしてー…
「ずぴゅ!!」
「ああん!!」
一気に引き抜く。
どぴゅどぴゅと噴出す白濁が俺の5本指を洗う。
(ちょっと、初挑戦。)
まずこういう行為自体初なので、ここから先は一体なんと呼ぶのか想像がつかない。
「かっかじゅ…?」
颯斗の陰部に近づくように前かがみになる。
カンがよく、颯斗はすぐに抵抗を試みる。
だが、
「そんなことはするなよ?大丈夫。平気だよ。な?」
「いっいたく…しないでぇ…」
「勿論。」
きゅっと目を瞑る颯斗の足をM字型に広げ俺はその陰部にー…
「ちゅぱっ」
「やぁ!!あ、かっかず…き…ああん!!」
口付けてから、先ほどやわらかくした穴へと舌を這わせる。
つぷつぷと入ってく舌はぬるぬるとした妙な感覚に包まれなんか気持ちがいい。
少しくるりと回してみる。
「ああ!!やっやあ!!」
どうやら姫はここをご所望らしく纏わり突く感覚が尋常じゃない。

俺はどちらかといえば、Sではないので、颯斗が好きなことはしてやろうと思っていた。
だから−…
「ちゅぷ、ぴゅ…」
噴出す白濁を全て飲み干し、俺は舌を引き抜く。
「はっ…はあ…ぁ…」
肩で息をしている颯斗を抱きしめ、わざと耳元で囁く。
「おやすみー…」

暫くしてすぅすぅという健やかな眠りの息が聞こえてきた。









「起きたら…続き、しような。」

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ