続く系

□Welcome to 喫茶店ver.生徒会!!
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「いらっしゃいませなのだあ!!」
「Welcome to 喫茶店ver.生徒会へ!!」
ここは生徒会室である。だけど今日だけ喫茶店となっている。
 
 今回、生徒会長不知火一樹は「俺が卒業する前に何かしてえ。だからだ!一日文化祭みてえなコトしねえか!!?」といった生徒会費用的にも無理難題を提案したのだった。
そんな提案のみこめるはずがない。(色々なハプニングが想定されるため)と副会長青空颯斗が駄目です。と言おうとした時に書記の夜久月子と会計の天羽翼がやろう!とノリ気になってしまったため結局何度も溜息をつきながらも「予算はどうにかしますけど、あとのものは…書類も含めて御自分でなさってくださいね、会長。」と色々な物を全て不知火に任せるという形で渋々青空は納得したのだった。
 だから今日は生徒会を含めさまざまな部活などが出し物をしている。だが、そんな費用全てをただでさえ少ない生徒会費用でまかなえるわけもなく。結局青空が考えた最善策である、生徒会の出し物を【売る】ものをとして、それを買ってくれたお金でまかなう。(足りないものは会長の自腹)というものを利用することに決めたのだった。そして、その【売る】つまり商売として選んだのが喫茶店。それもただの喫茶店だと客が来ないし、つまらないということで不知火の会長命令に基づき【メイド・執事カフェ】となったのだ。

「…で。執事は置いておいて。メイドは夜久さんしかいらっしゃらないではないですか。どうするんです?第一、そこの衣装は誰が用意するんです?」
とあと一週間で文化祭という時に青空が聞いた。
「ああ。衣装なら…」
「くひひっ。心配いらないよ。番長。」
「白銀先輩…?なんでです?」
「だって俺の知り合いにそーゆーの扱ってるやつがいてさー。一日なら貸してやるってさー」
「はあ。では衣装はともかくとして…」
次の話題が残ってるといわんばかりに閑話休題させ、次の話題にいこうとする青空を白銀がとめた。
「あ。そうでもないんだー。衣装はいいんだよ。だけどねえ、一人男性人からメイドに行ってもらわないといけないのさ〜」
「…は?」
「いや〜、人数分とどいてたんだけど〜、まちがえちゃったみたいなんだよね〜」
「おい。おーしろー…。それもしかして…」
「うん。一人女装。」
「「うげええええええ!!!!!!」」
「…」
白銀の言っていることはかなりの衝撃を生徒会男性軍メンバーに与えたらしく不知火、天羽は叫び、青空は失神しそうな身体を必死に止めていた。
「とゆーことで。じゃんけん1回勝負だ」
と不知火が白銀をぼこぼこにした後、そういう条件の下、男の真剣勝負を行ったのであった。










「いくぞ…」
「ぬい。」
「ええ。」












「ジャンケンー…ポン!!!!」

















「いらっしゃいませーだぬーん」
「いらっしゃいませー、あ。部長!!」
「よお、誉!!」
「うん。ありがとう。あ、夜久さん可愛いね。メイドさんなんだね。?アレ?青空君は?彼の執事姿様になってるだろうから楽しみにしてたのに…?」
「「「あ…」」」
「?」
「颯斗はー…そのー…」
不知火が口ごもり夜久が目をそらし天羽が口笛を吹く。三者三様というべき反応だが一箇所だけ共通する部分。三人ともどこか顔が赤い。そんな時にー…
「一樹〜!!番長が〜!!!」
と白銀の叫び声と共に現れたのはー…
動くたびにひらりと舞うフリルがたっぷりと使用されていて、黒の目立つそれは…
「メイド服!?」
そしてそれを着ているかなりの長身の人は金久保誉も見慣れている副会長のー…
「青空君!?!」
「あっ…あ…あああ!!」
ずざああああ!!!と音を立てて下がる青空は、メイド服を着ていた。
「ジャンケンで負けちったからなんだが…こうも似合うとは思わなかったんだ。」
「そうですよ!!颯斗君可愛いですよね!?部長!!??」
「…頷いていいの?青空君かわいそうだよ」
「う…、でも可愛いよなぁ、そらそら…」


というわけで、今回男の運命をかけたジャンケンの敗者はー副会長青空颯斗であった。



※ここから先はCPがランダムになります。
 その度にお伝えいたします。
 ということで次のCPは05*09となります
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