05/08の日記

16:14
例大祭初体験
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ビックサイトの入口――幻想郷への扉。
そこに何があるか、開始まで全く予想ができなかったんだ。

始まりは本当にあっという間で。
見渡す限り、アメリカのターミナルのように様々な人が群がっていたあのホールが、あまりにもリアルで。

これはなんだ? お祭りなのか?
フェスティバル? 神輿はどこだ?
もしこれを西洋のパーティーだとするなら、カタログがワイングラスだったのか? 前夜が炎天下の待ち惚けだったのか? 

博麗神社も近未来的になったねぇ。
緑はない。木々もない。骨組みの太い天井は味気がなくて、石段もなく、灰色の地面には無数の足音が行き交っていた。ダンスをしてるのに、床は波打ってくれない。

でも、自然がなくたって、立派なお祭りだった。
楽しめたさ。人波に振り回され、浚われてもなお、笑えたから――散財のしがいもあったよ。思えば買いすぎたね

みんろーるさん、A-ONEさん、君の美術館さん、月明かりの虹さん、銀工房 朧さん、槌の音さん、ねこ屋敷さん、セツナプロジェクトさん、虎の穴さんに、私猫好きはお邪魔させて戴きました。本当に有難うございました




















神主(ZUN)と話せる日が来るなんて、夢にも思ってなかった。
思えば、紛れもなく人生で一番長い三分間だったね。
想像以上に彼はお酒が好きそうで、クリエーターだと一目では分からない。どこにでも居そう。
ただ、そこらの人には無いものを持っている感じが、なんとなくだが読み取れた。

短き胡蝶の夢の如き百八秒間。
無駄にはしない。比較的冷静に、そして微笑を心掛けて俺は質問した。
サイトを持ち、小説を書く身として、尋ねてみたんだ。

「クリエーターの心得って、なんですか?」

って。思い返せば失礼な質問だと悔いた。

そしたら彼、「自分はそんなに偉いひとじゃないから」と一流を、笑いながら否定した。その仕草がまた一般人臭くて。俺は質問を間違えたかと内心焦った。

でも、彼はゆっくり答えてくれた。

「自分のやってることを、信じる。
 やり方を、信じることだよ」







無駄に漢字を使った答えを望んだ俺が馬鹿らしいのは当然さ。
ちょっと頭を捻った小細工で成功する世の中じゃないって分かってるのに、全然分かってなかったんだ。

初心に戻って、また好きな本を壱から読み直そうと思う。
まだ、分かってないのが、分かるまで……創作はやめられない。やめる気にはなれない。



☆コメント☆
[Soft] 05-28 19:31 削除
かんぬぅしぃぃぃ!!!!!!            例大祭行ってきたんですね!!羨ましいです!(私はおとなしく家で紅魔郷でした)
パルパル・・・・・。
しかも神主とまで話せるなんて、万歳!!例大祭!!


どう考えてもこのコメの日付遅すぎですが、すいません。日記を読んでたら感動してしまいました。

[猫好き&Ω05-28 20:08 削除
コメ返し――Softさんに。

読んでくれてありがと。
最近残業多くて創作のプロットもままならないんだ(泣)。新作待ちだったらごめんね。

炎天下の中、一時間近く待たされて神主と話せた三分は俺の誇りだ。ベンジーに負けねえぐらいの一流アーティスト。決して楽じゃないが最高の楽園を生み出したクリエーター。

そんな楽園に俺は住みたい。
だからこそ見つけるのさ! 歩くたびに咲き乱れる黒い自由から、終わりなき道へ一歩を踏み出せるまで。

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