替え歌

□結んで開いて主と忍び
1ページ/2ページ

さあさあ 今宵も無礼講
獄卒衆すら巻き込んで
宴の瀬にて成り下がるは
純真無垢故質の悪い
悪虐非道に御座います

本当の自分隠し笑う
「そこ行くお兄さん遊びましょ」
邪魔するやつらはみんな消えて
可愛い顔してそう言った

や や や や 嫌嫌嫌

虎の天下のために走り
あたしの主は槍を持つ
主のために私は今日も真っ赤な花を咲かせます

上洛は果たされず
三方原で虎は逝く

やい やい 
遊びに行こうか
やい やい 
嘆けや嘆け
らい らい 
むすんでひらいて
らい らい 
主と忍び

一つ二つ三つで 
また開いて
五つ六つ七つで 
その手を上に
松の樹には敵さん
宙ぶらりんりん
どいつもこいもみんな結びましょ

下らぬ余興は手を叩き、
座敷の囲炉裏に焼べ曝せ

お猿の天下は寿命で逝く
東西に別れて天下取り
圧倒的に不利な状況
主は一人で敵陣へ

や や や や 嫌嫌嫌

死に場所求めて駆ける主
そんなのあたしは認めない
最後かなんてまだわからない
大輪の花を咲かせます

やいやい
綺麗な主の
やいやい
儚い最後
らいらい
いろはに惚れ惚れ
らいらい
憧れていた

三つ二つ一つで 
敵を殺して
七つ八つ十で 
戦終わる
一人ぼっち憎しみ背負いさ迷う
どうしてあたしはここにいるの?

結局皆様他人事
(結局皆様他人事)
結局皆様他人事
(結局皆様他人事)
結局皆様他人事
(結局皆様他人事)
他人の不幸は 
知らんぷり!にゃはん!

やい やい 
復讐しようか
やい やい 
世迷えや世迷え
らい らい 
結んで開いて
らい らい 
主と忍び

一つ二つ三つで 
また開いて
五つ六つ七つで 
その手を上に
雨が降ってしまわぬ
内に終われば
一つ二つ三つで 
さようなら

悪鬼羅刹の如く その喉猛らせ、
暴れる蟒蛇の生き血を啜る。
全ては移ろうので御座います。
今こうしている間にも、様々なものが。
はて、何の話をしていたかな?
まあ、そんな与太話は終わりにしましょう。
さあ、お手を拝借。
一つ二つ三つでさようなら


→あとがきと言う名の反省
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ