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□弾けて膨らんで
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弾けて膨らんで


「お誕生日おめでとうさん。」
4月20日。
それは俺の大切な日。
それでいて1年で一番最高の日だとおもう。
大好きな奴にたくさん愛される日。
「にお、覚えてたんだ。忘れてるかと思ってた。」
「大好き奴の誕生日を忘れん阿呆はおらんじゃろ?」
仁王が笑いながらいう。
正論だけど。
去年はみんなと一緒にお祝いされた。
仁王は独り占めしたかったらしくて終わるまで機嫌が悪くて…。
結局終わってから日付が変わるまで仁王が俺を独占して満足したみたいだけど。
でも今回は少し違う。
なんたって2時間目以降全授業を一緒にサボタージュってわけだ。
勿論幸村から許可を得て。
いや、幸村がよくそんなの許可したよなぁ…とか思ったけど。
「幸村は許可くれたけど、真田はよかったのかな。」
「まぁ、幸村が説得してくれたやろ。」
仁王がふわっと笑いながら俺を静かに優しく抱き締めた。
仁王の温もりが全身に伝わるみたいで…ただ抱き締め返した。
「誕生日だから言ってやるけど…にお…好きだよ。」
多分俺は幸せそうに笑ってる。
仁王がすっげぇ嬉しそうに俺のことを見てるのが分かる。

なんだろ…


いろんな気持ちが膨らむんだけど弾けて…

そんないろんな気持ちが言葉じゃなくて行動にでる。


弾けて膨らんで弾けて…


何回も繰り返した分だけ俺は仁王のことを好きになってるんだ。






end...



提出≫cotton candy











あとがき
ニオブンでブン太誕記念みたいな(*´∇`*)
立海という学校が若干フリーダムな学校だと感じたのは気のせいです←

cottoncandy様、素敵な企画に参加させて頂きありがとうございました!!


2011/4/18/日向.

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