Original Story
□はじまりはここから〜ep3〜
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あと2週間ちょいで4月も終わりです。
クラスにも馴染み、そこそこ楽しい高校生活を送っている今日この頃です。
「あかりー!」
「なっ、なに?」
ちーちゃん(“千尋ちゃん”はダメだと言われたので…)、いきなり大きい声出すとびっくりするよ。
「部活どうするの?」
あぁ、そのことね。
うーん。どうしようかな…。特にこれといってないし。
「ちーちゃんは?」
「女バス。」
うん。私には無理だわ。運痴だし。
「うーん。放課後ちょっと一通り見てくるよ。」
とは言ったものの、どこから見たらいいのか。
―放課後―
未だに悩んでおりますけどなにか?
って、本当にどこ行こ。
フラフラ廊下を歩いていると、勧誘しにきたのか大勢の人がこちらにやってくる。
おい、おい、おい!!
人多すぎんだろ、これ。
とりあえず……逃げよう。
なんとかあの大勢の人間どもから逃げたはいいが…
ここどこやねん?
うわぁ。まじ泣きそう。
っていうか、泣いてもいいですか?(こんなタイトルの曲あった気がする。)
「もしかして入部希望?」
は?
かけられた言葉は、私の高校生活を大きく変えるものでした
“入部希望”って言ったって、ここ何部なわけ?
っていうか、ここどこ?!