二次小説
□Morning Kiss
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「十四郎さん。十四郎さんってば。」
「………あとちょっと。」「もう…遅刻しちゃいますよ!」
このぬくもりを手放すのが名残惜しく、なかなか次の行動に移せない。
「十四郎さん。朝ごはんの支度したいんですが…。」「朝食は、いらねぇ。」
ミツバはびっくりした顔で俺を見つめる。
「朝食より、ミツバがいい。」
「もう!寝ぼけないでください!」
その赤らんだ顔を見ると、愛されていることを知る。
「じゃあ、」
「〜!!」
「今日はこのぐらいにしといてやる。」
「十四郎さんのバカ…。」
愛しい愛しい朝の時間。
「十四郎さん、もうやめてくださいね?」
「何をだ?」
「言わせないでください!」