Original Story

□はじまりはここから〜ep4〜
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「ここが部室。まぁ、基本的にみんな自由に使ってる。隣の部屋は放送室。実際に放送かけたりいろいろやってる。」

ほぉ。けっこう広いんだなぁ。部室のわりには立派な部屋だ。



と、ふと壁に目がいった。
「これ……なんですか?」
目の前の壁は、大量の賞状でうめつくされている。

「スピコンとかの賞状。」「スピコン……。」
「スピーチコンテスト。」

スピーチコンテストって、英語でしゃべったり、なんかについてしゃべるやつ?

私には無理だな。人前で話すの好きじゃないし。

うん。この部活は無理そうだ!

「……では。他の部活にも見学いか「隆ちゃん!!」…なきゃ…?」


え。誰ですか?アナタ。


っていうかなんかまずい。このままだと、この部活に入るよね的な流れに陥る感じがする…。

「入部希望…の子?」

いやいや、違いますよ。オネエサン。

「……うん。…たぶん。」

え。マジっすか。私、いつ入部するなんて言ったけ?ってか、勝手に答えないでくださいよ。
その前に、私の存在消さないでください!

「あ、あの…。」

「放送部へようこそ。部長の高倉麻衣です。よろしくね!」



ちーん。放送部員決定。



「副部長の柴崎徹です。よろしく。」

「同じく副部長の岡野隆彦。よろしく。」

「…よろしくお願いしますです。」



放送部員になりました!?


「女の子が入ってくれるなんて嬉しいなぁ。」

(そんなに女子いないのかな?…ってか、放送とかできないし!)

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