短編

□二人の彼
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秋の風が肌を撫でた夜


私は年上の彼に出逢った


なぜかはわからない


何でも話せて時には時間を忘れてしまうほどだった


そして、見透かされてるような

視線に耳が熱くなるのもよくあることで・・・


居心地のいい静かな空気の中

貴方と目があった瞬間
私の中で何かが崩れた

それと同時にあなたの指が

私を引き寄せる



この人はきっと、ずっとわからない人

だから知りたいと思った


わかりたいと願う
もどかしい感情に

私は泣いて

この人を私は好きだと

思い知らされる―――
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