**短 篇 集**

□* …私が“私”に恋する時… *
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ラクスを庇い肩を撃たれたミーアはその後AAに保護され手当を受け、ラクスの艦内私室へと運ばれた

『あのぅ…私…此処に居て良いんですかぁ?』

ベットに休ませられているミーアは細々と声を発する

『大丈夫ですわ 此処ならば安全ですから』

付き添いで部屋に居たラクスは微笑みを浮かべ答える

『でも…邪魔ぢゃないんですかぁ?』

『この部屋に居る分には大丈夫ですし、マリュー艦長には断ってありますから』

『そうですか…』

正直…憧れの人のそばに居るのは嬉しいが、自分がしてきた事、させられていた事を考えると気まずいと感じているミーアを横に、そんな事には何も触れず看護するラクス
しばらく沈黙が続いた


『本当ならば…オーブに降りていただいた方が安全なのですがね』

ラクスは不意に言葉を発する

『えッ…?』

『この艦はもうすぐ戦闘に入ります ですから、本来ならば民間人であるミーアさんはオーブに降りていただくべきなんですがね…』

『私の名前…』

『気を失っていた間に荷物を拝見させていただきました 名前はアスランから聞いていましたし』

『そうですか…』

『勝手にすみません… 私達は貴女の事を何も解らないままでしたから… ご両親や誰か連絡をする方は居ないかと…』
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