§別館書庫§
□やっぱり警察が真の正義
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「ったく…」
土方は呆れながらも、慣れた様子で高杉を引きずりながらパトカーへと向かった。
爆睡している高杉を助手席に乗せてパトカーを運転する土方。
巡回するパトカーは渋滞にハマり、苛々しながらも土方は車のサイドブレーキをかけて、動かない前方の車体を見つめた。
すると、急に土方の視界が変わった。
「んッ?!」
土方の顔は、助手席へと向けられ、己の顎を掴まれ唇を塞がれる。
いきなり起きた状況についていけない土方の口内が犯される。
「ふ…はァ、テンめ、高杉ッ」
抵抗して顔を離した土方を、フフッと鼻で笑いながら眠い目をしている高杉。
「場所を弁えろ!!って、いつから起きてた?!」
「今さっきだ」
ふぁ…と、欠伸をしている高杉に土方は呆れながら、動き出した前の車に合わせて運転に集中した。
巡回の帰り、切らした煙草と一服を兼ねてコンビニに寄る土方。