§書庫 弐§

□お金より価値のあるモノがある
1ページ/6ページ

土日に依頼を頼まれて数日。

"依頼の報酬を渡しに行く"という電話が入り、俺は愛しの土方の訪問に心躍らされながら万事屋を見渡し、散らかっている箇所を片付けた。

あれ、そういや神楽と新八の姿が見当たらない。

二人を探しながら台所へ向かうと、書き置きがあった。



"買い物に行ってきますね。定春の予防接種も行ってくるので、帰りは夕方になります。 新八"



な、なんだって――ッ?!

ということは、夕方まで俺一人?

しかも土方が来るということは二人きり?!

こんな小説みたいな下手な展開ありえんの?

いやいや、これ小説だけれども…

いや、俺にとってはこの世界こそが現実、この世界こそが俺の世界で間違いねーハズだ、ファイナルアンサー?!
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ