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□3年M組 土方せんせーい!-教室篇-
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ここは銀魂高校。
個性豊かな生徒や先生の集う高校である。
そんな銀魂高校3年M組の担任教師である土方十四郎。
生徒や先生から絶大な人気を誇るアイドル的存在…だが、この銀魂高校…
男子高校。
「なんで俺が一人で掃除しなきゃなんねーんでぃ」
「仕方ねーだろ、お前今日日直なんだから」
「うるせー土方コノヤロー。大体日直は俺一人じゃなくて、万事屋の旦那もじゃないですか」
「先生と呼べ、先生と。その万事屋の仕事があるから逃げたんだろうが。ったく、銀時の代わり引き受けてやってんだ有難く思え」
本日の日直である総悟と銀時。
だが、実家が万事屋で、現店長である銀時にとって、そっちが本業。
高校と両立しながらである彼にとって、学校でおちおち掃除をしている場合ではない。
…というのは建て前で、まるで流行っていない万事屋にとって、それを口実にサボっているとしか言えない。
そんなわけで、日直の仕事である掃除をサボった銀時の代わりに、担任である土方が渋々銀時代理で掃除をしている。
夕日が差し込み始めた教室、掃除途中の生徒と教師が二人きり。
総悟は掃除も大概に、ある計画を企てていた。