薄桜鬼
□真っ青な空
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??「 千鶴〜 」
彼との出会いは
偶然か
必然か。
--------------真っ青な空
5月上旬、入学式を終了した新一年生一同やっと一段落着いたという時期、名前はふとした授業中にちらりと藤堂をみる。
藤堂 平助。
彼の名前だ。
別段気になる相手ではない。
千鶴ちゃんと藤堂が仲がいいからよく話しを交わすだけだ。
そう名前は思っていた。
藤堂 平助は特待生でもあるが、剣道部に所属している。1年は1−A,B,C,そしてS組があるが、今年はクラスに特待生が3人もいる。他のクラスは2人ずつ(男子1女子1)という感じだがS組は千鶴と名前で女子は2人になった。
剣道部の顧問は近藤学園長、副顧問は土方だ。なんでも全国レベルらしくトロフィーだのメダルなどがずらりと玄関に並べられている。
なんでも2年の先輩方の中に剣豪がいるらしい。
けれど名前には関係ないと本人がそう思っていた。名前は学園の主事さん方は忙しいだろうとあいまいな部外者的な感想しかなかった。しかし。
千鶴の一言で状況は一変する。