ひとつだけの愛 


□そらと○○のひとつだけの愛 第4話
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そらさんの部屋で、私は、必死でレポートを作っていた…。やっと、半分かぁ〜。はぁ…。溜め息をついてると、玄関のチャイムが鳴る…。

よう子「…。えっ 誰…? そらさんなら鍵を持ってるよね…。あの〜、どちら様ですか…?」恐る恐る、声をかける。

そら「よう子ちゃん?オレ。」

よう子「えっ そらさん」って玄関のドアを開ける。

そら「ただいま〜。よう子ちゃん。」と言って、玄関で抱き締められる。

よう子「そらさん、お帰りなさい。」と笑顔で迎える。

そら「もう、よう子ちゃん かわいい。着替えたら、買い物に行こう。待ってて。ね。」と着替えに行く。

よう子「はい。」パソコン入力したものを、USBに保存する。

そら「お待たせ〜。じゃあ、よう子ちゃん、行こっか?」と、2人で部屋を出る。手をしっかり繋ぎ、近所のスーパーに買い物に行った。

そら「スーパーって、滅多に来ないから、新鮮だよなぁ。なんか、好きな女の子と買い物っていいなぁ〜。」と笑顔で言う。

よう子(前の彼女さんとも来てたのかなぁ…。)

そら「よう子ちゃん どうかした

よう子「えっ あっ、いえ…。ちょっとそらさんの昔の交友関係を…。」

そら「今は、よう子ちゃんだけだって、前から言ってっしょ もう、プロポーズ…、したのにぃ〜。よう子ちゃん、最近、オレに意地悪だよね

よう子「そ、そんなことないですよ… ごめんなさい つい、色々、考えちゃって…。怒ってますよね…」と顔を見ると、優しい笑顔で。

そら「怒ってないから あぁ〜、涙目にならないで。冗談だから。ね?」

よう子「もう、そらさんこそ、意地悪…。何が食べたいですか?」と俯いた。

そら「よう子ちゃんの作った、焼きそば食べたいなぁ あと、ビール買ってもいい?」

よう子「わかりました。ビールは、うーん。1本だけなら。」

そら「やった〜。やっぱ、よう子ちゃんは優しい 大好きだよ

よう子「明日のお弁当は、何がいいですか?」

そら「よう子ちゃんが作ってくれたなら、何でもいいよ。」と笑顔で答える。

よう子「ウインナーとか、お弁当のおかずになりそうなもの買っていいですか?」

そら「うん。いいよ

よう子「これだけでいいですよね?」レジに並び、支払いをしようとすると、

そら「あっ、いいって ここは、オレが支払うから。」とお支払いをする。

買い物したものを、2人でレジ袋に入れて、そらさんの部屋へ帰ってきた。

よう子「お腹、空きましたよね。すぐに、焼きそば作りますね。」

そら「オレもお手伝いしちゃう。」

よう子「そらさん、疲れてんのに…。いいですよ?」

そら「よう子ちゃんこそ、レポートしてて疲れてんじゃない お弁当のお礼です

よう子「そらさん…。ありがとう。前に、手作り弁当が食べたいって言ってたから作ってみたんです。」

そら「覚えてくれてたんだ。サンキュー。ね、よう子ちゃんの田舎って、三重県だよね

よう子「はい。伊賀地方です。」

そら「海司がさ、かたやきってお菓子買って来いって言ってたけど…。どんなお菓子なの?」

よう子「昔、忍者が保存食として、食べてた固いお菓子だったかなぁ?多分…。」

そら「へぇ〜。よう子ちゃんも食べたりしてたんだ。」

よう子「小さい時、食べてましたね。」

そら「そなんだ。オレも食べたいなぁ。」話ししながら、焼きそばが出来上がり、2人でを見ながら食べる。

そら「やっぱ、よう子ちゃんの作った焼きそば、美味かった

よう子「そらさんと2人で作ったからですよ。」

そら「よう子ちゃん、もう、ホントに可愛い〜。」と言って、抱き寄せられ、キスをされる。

キッチンに、片付けに行こうとすると、

そら「あっ、オレが洗うから。よう子ちゃんは、レポート頑張って。ね?」

よう子「えっ…。でも…、いいですか?」

そら「いーのいーの。それより、レポート、頑張って。ね?」

よう子「じゃぁ、パソコン、お借りしますね。」

そら「りょーかい

よう子「そう言えば、そらさん、瑞貴さんのから電話、どうしたんですか?」

そら「えっ あっ、バッテリー切れたんだよね。だから、瑞貴に借りちゃった。」

よう子「そうだったんですか。」

そら「ところで、レポート、あとどの位?」

よう子「んー? あと半分ぐらいです。」

そら「疲れたら、休みなよ。」

よう子「はい。」必死で入力していると、いつの間にか、そらさんがケーキと紅茶を入れてくれている。

そら「よう子ちゃん、お茶とケーキ用意したから、一緒に食べよう ね?」

よう子「はい。うわぁ〜。このケーキ、大好きです。ありがとう

そら「また、もうそんな可愛い顔するんだから。よう子ちゃん、反則だよ オレ、ブレーキ利かなくなるって」と言って、いきなり抱き締められ、そのまま、床に押し倒され、長めのキスを交わす。

よう子「ちょっ…、そらさん。」と言っても、止まりそうにない…。
もう一度、

よう子「そらさん…。や、止めて…。」

そら「よう子ちゃん…。びっくりした」といつものそらさんに戻ってる。

よう子「…。はい…。かなり…。」(う〜っ。きっと赤くなってるよね。私。)と言いながら、起き上がる。

そら「よう子ちゃん、顔、真っ赤だよ その純情さが、ホントにかわいいよなぁ。」と言ってチュっと軽くほっぺにキスをする。

よう子「もう、そらさんっ。からかわないでください

そら「ごめんごめん。あんまり、よう子ちゃんが、レポートに必死だったからさ。つい…。」と頭をかく。

よう子「……。」

そら「よう子ちゃん まだ怒ってる?」

よう子「別に怒ってません…。早く、レポート仕上げますね…。そらさん。」

そら「うん。もう邪魔しないから。」

翌朝。

早起きして、朝食とお弁当を準備していた。

そら「おはよう。よう子ちゃん。」と言って、後ろから抱き締められる。

よう子「おはようございます。」

そら「朝起きたら、好きな子がいて、朝食と弁当を作ってくれるなんて、いいよなぁ〜。」

よう子「そらさん…。」

そら「今日、何時くらいに官邸に来れそう

よう子「う〜ん。お昼前ぐらいには行けると思います。」

そら「じゃっ、食べよう。よう子ちゃん★」

よう子「はい。」

食事が終わり、

そら「じゃあ、官邸で。行ってきまーす。」

よう子「行ってらっしゃい。」

そらさんを見送り、お父さんに、おばあちゃんの所に行く報告をしに行くため、マンションを出て官邸に向かった。
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