ひとつだけの愛 


□そらと○○のひとつだけの愛 第16話
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大学に退学届を提出し、数日後、みどりから連絡があり、久々にお茶した。

みどり「よう子、久しぶり〜

よう子「ホントだね〜。久々だよね。」

みどり「よう子、最近、体調はどう? つわりが酷くて、大変で、そらさんが、ずっと一緒にいるって聞いたよ。」

よう子「うん。つわりが激しくて…。そらさん、ずっと、そばにいてくれてるの。今日も、そらさん、あそこでいるの。」そらさんは、少し離れて見守っている。

みどり「そう言えば、この間、大学に行ったんだよね。なんで?」

よう子「えっ あぁ〜、あのね、みどり…。」

みどり「うん。どうしたの?」

よう子「実はね…。大学を退学したの。」

みどり「えっ そうなの?」

よう子「うん。学校と主婦の両立は難しいし、ママになるから…。」とお腹に手を当てる。

みどり「よう子がいなくなっちゃうのは、寂しいけど…。でも、よう子。超、幸せそう

よう子「うん。そらさん、妊娠がわかってから、ますます、優しくしてくれるの( ´艸`)。」

みどり「いいなぁ。いいなぁ。羨ましいなぁ。」

よう子「みどりってば。海司とラブラブって聞いたよ〜

みどり「うん。海司さん、すごく大切にしてくれるんだ〜(*^_^*)」

よう子「良かったじゃん(^-^)。」

みどり「この間、展望台に行った時にね、いつか、結婚しようねって言ってくれたんだよ。」

よう子「良かったね。」

みどり「それにね、この間、海司さんのお家に遊びに行ったら、三つ子のお姉さんたちに、すごく良くしてもらったの。」

よう子「スリーフラワーシスターズでしょ 私も、小さい時に、お姉さんたちに遊んでもらったの。」

みどり「そっか。幼なじみだもんね。よう子は。(笑)」

よう子「うん。ホントにいいお姉さんたちだよね。」

みどり「海司さん、超、優しいんだよ〜( ´艸`)。」

よう子「そらさんも、超、優しいもん( ´艸`)。」

みどり「今日は、これから、映画を観に行くんだよ。」

よう子「そうなの? いいなぁ。」

みどり「よう子、身体に気をつけてね。」

よう子「うん。ありがと。みどり、大学辞めたこと、黙っててごめんね。」

みどり「なんとなく、わかってたよ。」

よう子「えっ?」

みどり「学生結婚は、私には無理って言ってたじゃん。」

よう子「そうだっけ?」

みどり「主婦して、ママになって、学生はしんどいよね。」

よう子「うん。私、不器用だから…。」

みどり「そらさん、退学することは、反対しなかったんだね。」

よう子「後悔しない?って聞かれたけど、両立するのは難しいし、ママになると、無理しちゃうと思うから…。」

みどり「お式まで、あと、9日ぐらいだね

よう子「そうだよ。みどり、ありがと。楽しかったよ。」

みどり「うん。また、するね。じゃあ、よう子、そらさん、またね〜

よう子「うん。またね

そら「じゃあ、よう子ちゃん、帰ろっか。ね。」

よう子「はい。」と店を出て、そらさんと手を繋ぎなら官邸まで歩いている。

そら「少し、肌寒いよね? 大丈夫?」

よう子「はい。大丈夫ですよ。」

そら「みどりちゃんに、退学したこと、話したんだね。」

よう子「黙っていても、掲示板に張り出されちゃうし、後でわかるよりいいと思うから。」

そら「そっか〜。」

よう子「そらさん、退屈だったんじゃないですか?」

そら「ん? そんなことなかったよ。よう子ちゃんの、楽しそうな笑顔、久々に見れたしね。」

よう子「そらさん…。」

そら「あと9日になったね。」

よう子「そうですね(^-^)」

そら「結婚式が終わったら、また、一緒に暮らせるから。ね。」

よう子「はい。」

憲太「そらさん、よう子さん、お帰りなさい。」

そら・よう子「ただいま戻りました。」

そら「憲太、よう子ちゃんとのデート、邪魔したんだから、焼き肉、いつになったら、奢ってくれんだよ

憲太「えぇぇっ 次の給料日までは、無理ですよ〜。」

そら「わかったよ。ぜってー奢れよ。」

よう子「そらさん…

そら「冷えちゃうと、お腹の赤ちゃんに良くないから、早く、暖かい部屋に入ろっか。ね。」

憲太「えっ よう子さん、妊娠してんですか?」

そら「憲太 声、デカいって まだ、非公開なんだから。ね、よう子ちゃん。」

よう子「はい。(^_^;)」

憲太「よう子さん、ママになるんですね。おめでとうございます。」

よう子「ありがとうございます。」

そら「じゃあな。」と、部屋に帰る。

そら「お茶して、楽しかった?」

よう子「はい(*^.^*)」

そら「疲れたっしょ 晩ご飯まで横になりなよ?ね?」

よう子「そらさん、そばにいてください…。」

そら「うん。そばにいるから。なんなら、添い寝しよっか?(^-^)」

よう子「…。はい…。」

そら「よう子ちゃん、いいの?(^-^)」

よう子「そらさん…。いいよ。」

そらさんと、ベッドに2人並んで横になり、腕まくらをしてくれる。

そら「よう子ちゃん、大丈夫? 顔色、少し悪いよ。晩ご飯まで、寝たら?」

よう子「なんか…、身体がだるいです…。」

そら「大丈夫?」と心配そうに、頭を撫でる。

よう子「早く、安定期にならないかなぁ…。」

そら「不安だよね…。オレ、これぐらいしか出来ないけど…。ごめんね。」と抱き締められ、キスをされる。

私は、そらさんの腕の中で、いつの間にか、眠っていた。
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