ひとつだけの愛 


□そらと○○のひとつだけの愛 第7話
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そらさんは…。今日はSPルームで書類を作成したり、ファイリングしていた。

そら「あぁ〜、もう、書類見ると5分で眠いなぁ…。」

瑞貴「そらさん、よう子さんとは、ラブラブですか(笑)?」

そら「もう、ホンットに、よう子ちゃんは、可愛いんだよね〜 昨夜の話、聞きたい?聞きたい?ねぇ、ねぇ聞きたい?(嬉)」

海司「別に…。興味ないっすよ。」

そら「またまた、海司くん、聞きたいって顔してんのに〜。」

瑞貴「また、おのろけですか〜 まぁ、いいですけどぉ〜。」

そら「昨夜、一緒にお風呂入った時にさ、むっちゃ初々しくて…。超、可愛かったんだよね〜。」

海司「そ、そらさん、よう子と一緒に入ったんすか?」

そら「そうだよ。だって、夫婦だもん。今日も、このあと、映画見に行くんだよね〜

瑞貴「じゃあ、早く書類整理した方がいいんじゃないんですか?」

そら「そうだね。よう子ちゃんにしようっと…。」

昴「そら、何、ニタついてんだ

海司「昴さん、聞かない方がいいっすよ。ノロケですから。」

その頃…。

よう子「お洗濯も終わったし、お風呂掃除も終了したし、着替えようっと。」

着信音が。

そら「よう子ちゃん、オレ〜 お仕事、12時には終わるから、官邸の最寄り駅前のカフェで待ってて。絶対だよ気をつけて来てね。可愛いから心配だけど…。大好きなよう子ちゃんへ。そらより。」

よう子「そらさん。」

よう子「そらさんへ。わかりました。お仕事、頑張ってね。映画デート、楽しみにしてます。私には、そらさんしかいませんから、大丈夫です…。大好きなそらさんへ。よう子より。」と返信する。

そら「あっ、。よう子ちゃん、ホントに可愛いなぁ。オレもよう子ちゃんだけだっつーの チュっ

瑞貴「また、そらさん、携帯にキスしてるんですか?ホントに、変態に思われますよ。あっ、僕は思いませんけどね(笑)。」

昴「そら、なにやってんだ 携帯にキスして」

そら「げっ 昴さん、いつからいるんですか

海司「そらさん、よう子のこと、考えると周りが見えてないっすよね

昴「確かに。」

そら「ちゃんと、見てるっつーの

瑞貴「さぁ?どうでしょう? そらさん、早くしないと待ち合わせ、遅れて、よう子さんが、別な人とデートしちゃいますよ

そら「よう子ちゃんは、そんな子じゃないっつーの 早くしようっと。」

3人「やれやれ…。」

瑞貴「あれは、かなりメロメロですね

昴「女癖が悪かったそらがなぁ。よう子ってすごいよなぁ。」

私は、12時前、待ち合わせ場所のカフェへ向かう。

よう子「そらさん…、遅いなぁ…。私が、少し、早く来すぎちゃったんだよね。」カプチーノを飲みながら、待つ。そこへ…。

男「彼女ぉ〜、一人?」

よう子「……。」黙って俯く。

男「オレと付き合わない?」と腕を掴まれる。

よう子「や、止めてください…。もうすぐ、彼が来ますから…。」

男「いいじゃん。いいじゃん。」

よう子「イヤ 離してっ

そら「その子、オレの彼女っつーか、妻なんだけど。」と、男の腕を掴み、捻る。

男「イテテ…っ。分かったって…。イッテ〜。」

そら「よう子ちゃん、大丈夫

よう子「そらさん…。」頷く。

そら「じゃあ、行こっか」と、私の右手を繋ぎ、カフェを出る。

映画館に入り、

そら「よう子ちゃん、何が見たい?」

よう子「私は、そらさんが見たいものが見たいです。」

そら「もう、可愛い ぎゅうしたくなるよ 反則だよ。我慢出来なくなるっしょ

よう子「もう、そらさんってば…。」

そら「ラブストーリーにする?」

よう子「なんでもいいです。そらさんと一緒なら、楽しいし。」

そら「よう子ちゃん、大好き じゃあ、ラブストーリーにしよっか?ね?」

よう子「はい。」

そら「すみません。僕と妻の1778の物語を2枚。」

店員「カップルですか?」

そら「はい。夫婦です。」

店員「では、カップルシートにしますね」

そらさんが、を受け取り売店前で、

そら「よう子ちゃん、ポップコーン食べる?」

よう子「はい。」

実話を題材にした映画だったから、涙が出て仕方なかった。そらさんも、涙を流し、私の手をぎゅっと握り締めて来た。

帰りに食事によって、

そら「映画、良かったね。」

よう子「そうですね…。そらさん…。もし…、私が……。」

そら「よう子ちゃん…。」と切なそうな顔をして、見つめ合う。

そら「ずっとずーっと、一緒にいようね。約束だよ。」

よう子「はい…。」

そら「じゃあ、帰ろっか?ね。」と言って店を出て、手を繋ぎながら帰る。
映画デート、切なくなったけど、2人でいることの大切さを感じました。

自宅に帰り、そらさんが、いきなり抱き締め、キスをする。そのまま、お姫様抱っこされて、ベッドに運ばれ、押し倒され、いつもより激しい(?)キスを交わした。

そら「よう子、好きだよ。」

よう子「そらさ…」言い終わらないうちに、キスで塞がれる。

そら「もしさ、赤ちゃん出来たら、どうする?」

よう子「産みたいです。そらさんの赤ちゃん。」

そら「施設で育ったからさ、家族が持てて嬉しいよ。絶対に幸せになろうね。」

よう子「はい…。」

明日、そらさんは、午後から勤務。ゆっくり出来そう。
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