ひとつだけの愛 


□そらと○○のひとつだけの愛 第8話
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翌日ー。

そらさんと一緒に官邸に行く。

控え室で、ヘアメイクしてもらい、淡いピンクク色のシフォンのドレスに着替え、ヒールに履き替える。

桂木「よう子さん、時間です。」

よう子「あのっ、そらさんは?」と聞く。

桂木「今日の主役は、そらとよう子さんです。」

よう子「あ、あの、話が見えませんが…。」

昴「そらとよう子の入籍パーティーだよ。」

よう子「えっ

ドアの前で、そらさんは、タキシード姿で私を待っている。

そら「うわぁ〜 よう子ちゃん、かわいい

よう子「そらさん…。そらさん、かっこいいです。」

中では、

公安の石神さんが、大使の方々に、説明をしていた。

石神「本日は、総理のお嬢様のよう子さんと、専属SPの広末そらさんの入籍パーティーを開催いたします。」

一同拍手。

間もなく…入場を促され中へ。

そらさんと腕を組んで、中へ入る。

総理「本日、この場を、お借りし、娘のよう子と、専属SPである広末そらさんとの入籍を発表いたします。専属SPである広末くんは、命がけで、娘や私を警護してくれている好青年です。
娘のよう子のことを、真剣に愛し、また、娘のよう子も、信頼し、愛を育んで来ました。2人の入籍を発表いたします。一部マスコミが、取材を始めたことも、本日の、発表のきっかけになりました。」

2人揃って、お辞儀をする。

桂木「2人から挨拶です。」

そら「みなさん、本日は、お忙しいところ、集まっていただき、ありがとうございます。突然のことで、びっくりされたと思います。1月22日に入籍しました。ご報告いたします。」と2人で挨拶。

桂木「挙式、披露宴は、3月18日に執り行う予定です。」

大使1「お嬢様、広末さん、おめでとうございます。」

2人「ありがとうございます。」

夫人1「おめでとうございます。」

2人「ありがとうございます。」

大使2「お二人共、末長くお幸せに。」

2人「ありがとうございます。」

夫人2「ホントに初々しさいっぱいで…。お幸せに。」
2人「ありがとうございます。」と大使の挨拶が続き…。

そら「よう子ちゃん、疲れてない?大丈夫?」

よう子「…。大丈夫ですよ…。」

そら「……ホントに無理したらダメだよ?」

よう子「そらさん…。」

そこへ、フランスの大使の息子が現れ、

息子「おめでとうございます。」と花束を渡される。

夫人1「フランス大使のご子息、総理のお嬢様が、好きだったのに…。」

大使1「止さないか。」
その会話が聞こえ…。明らかに、そらさんは、不機嫌になる。

やっと、パーティーも終わり、着替えて、詰め所へ。

桂木「お疲れ様です。」

そら「ホントに疲れた〜。」

桂木「警護の打ち合わせがあるから、これで。」

そら「お疲れ様でした。」と普段のそらさん。怒ってないのかなぁと思っていると、

そら「よう子、オレとの結婚、後悔してないよね」

よう子「えっ な、何言ってんの…。」と言うと

そら「大使夫人、言ってたじゃん。フランス大使のご子息、よう子ちゃん、狙ってたって。」と口を尖らす。

よう子「私は…。」言いかけると同時に机に押し倒し、

よう子「そ、そらさん…。」抵抗しようとするが、両手を押さえつけられ、

そら「悪い子はおしおき

よう子「そらさん…。や、止めて…。」

そら「お仕置きにチューしちゃう。」と言って、キスをする。

よう子「そらさん…。誰か来たら…。」

そら「大丈夫。来ないって。」と言って何度もキスをする。

公務が終わり、マンションに帰宅しようとしていた。

夕食はそらさんが、

そら「よう子ちゃん、疲れたっしょ 食べて帰ろっか?」

よう子「はい。」

そら「じゃあ、イタリアンでも行く?」って、最初に警護してもらった時から、行っていたレストランに行く。

店員「この度はおめでとうございます。」

2人「ありがとうございます。」

店員「店長からのお祝いです。」とテーブルワインを。

そら「ありがとうございます。食事は、じゃあ、いつものコースで。」

そら「ここで、クリスマスしたりしたよね。」

よう子「そうですね。」

そら「また、来ようね。」

よう子「はい。」

食事が終わり、手を繋ぎながらマンションに帰った。

部屋に着き、

よう子「そらさん、お茶でも入れましょうか?」

そら「うん。手伝うよ。」

二人で、コーヒーを入れる。
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