CKの章

□カボスパワー
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偽マユユの子分セイタンとセイラが、サッシーとマユユに襲い掛かった。

サッシー
「どうやらこっちが“ニセモノ”と思われているみたいね?」
マユユ
「ちょ、ちょっと待つお…」
「私が本物のマユユで、あっちが“ニセモノ”お。」

だが、偽マユユと子分たちは…

偽マユユ
「2人共騙されないで。」
「あっちが本当の“ニセモノ”よ!」
セイラ
「どうする?」
セイタン
「あっちは得体の知れないヤツと一緒やけん。」
「どう考えちゃって、あっちが“ニセモノ”に決まってるけん!」
セイラ
「決まりね。」

本人たちにとって得体の知れないサッシーと一緒にいる本物のマユユを疑った。

サッシー
「くっ…」
「こっちが“ニセモノ”と思われてる以上、戦いは避けられないみたいね。」
マユユ
「こうなったらこの2人を片付けてから、“ニセモノ”の正体を暴くお。」
サッシー
「了解!」

サッシーとマユユもやむ無く迎撃態勢をとった。

子分の1人セイタンはサッシーの前へと立ち塞がった。

セイタン
「オオイタはカボスが有名やけん、『カボスパワー』で頑張るけん!!」

そう言ってセイタンは懐から1つのカボスを取り出すと、それを大胆にもひとかじりした。

セイタン
「『カボスパワー全開!!』」

『カボスパワー』でセイタンの力がみなぎった。

だが、サッシーも…

サッシー
「それなら私も…」

サッシーも懐からセイタンと同じようなカボスを取り出すと、それをひとかじりした。

サッシー
「『カボスパワー全開!!』」

サッシーもセイタン同様、パワーアップを果たした。

セイタン
「な、何でアンタはんがオオイタの名産、カボスを…!?」
サッシー
「“何で”って…」
「実は私も…」
「オオイタ出身やけん。」

サッシーがオオイタ弁で質問を返した。

サッシー
「これで振り出しに戻ったけん。」

サッシーのオオイタ弁は続く。
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